十話
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にして来た。報せによると黄巾の側もあの場所はあの討伐軍がしたと思い込んでいる。君の物にしても苦情の出ようが無い」
「あいかわらず抜かりないわね、その討伐軍とやらはどんな旗だったの?」
「確か…袁と書いてある旗らしい」
「袁ね、このあたりなら袁紹ね。まあ、あいつなら問題無いでしょう」
「そんなに優れている者なのか、袁紹とやらは」
如水の問いに笑って答えた
「細かい事を気にしないの、覚えが無くてもあいつは自分の手柄
だと思い込むでしょう」
「そうか、それを聞いてなおさら安心できた。こちらに類は及びそうに無いな」
「貴方もいやな性格ね」
華琳の軽い皮肉に如水は何気なく答えた
「どうだろうか、見知らぬ他人の不運にそこまで案じる気がしないだけだ。それに知りもしない人間より、身近な人間の方が大事なだけだ」
それもそうかと、華琳は如水の考えに納得した。
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