第8話 ジェラール
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かし、ジェラールにその言葉はとどかなかった。
『目ならさめているよ。』(パァァン!)
「ぐっ!?」
『お前はもういらない。……だけど生かしておいてやる。邪魔な奴等を排除してくれたしね。』
違う……こんな事のために…戦った訳じゃない…。
『お前はこの島に出て、仮初めの自由を堪能してくるがいい。だが、この事は誰にも言うな。楽園の塔の存在が政府にばれるとヤッカイだ。もしばれてみろ……俺はこの塔にいる奴等を殺さなければならない。』
「ぐっ!?」
『そして、お前がここに近付くのも禁止だ。もし近付いてみろ……そうだなぁ………ショウあたりを消す。』
「!?うぅぅぅぅ……」
『それが!お前の自由だ!仲間の命を背負って生きろ!!!エルザぁ!!』
パァァァァン!!
「ジェ……ラー……ル……」
私は何も言えなかった。何も考える事もできなかった。
只ジェラールに言われるがままだった。
私は黒い魔法陣の上に置かれ、光と共に消えた。
キュイィィィィン……バァァァァン!!!
全てを残して………。
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