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人造女神アリスディアと魔人少女達の戦い
始まりの終わりと終わりの始まりF
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まれるようにして、アヴリルへと向かって行く。瞬時にそれらの魔法を吸収して肉体を再生させてアヴリルはこちらを恨みの篭った瞳で睨みつけた。だが、そのまま魔物の群れへと掠れるような速度走って行く。そして、かなり長くなった髪の毛の剣で魔物達を斬り殺し始める。

「はっ、はっ、はっ。やっぱ、化け物じゃねえかよ。普通、あんだけ魔法を食らったら死ぬぜ。おい、投石部隊は嬢ちゃんから距離を取った場所に放てよ。魔力の無駄だ」

「「了解!」」

「さて、俺達も行くか」

「あっ、ちょっと待ってくれ」

「あん?」

「セニア。魔物の居る場所を凍らせられるか?」

「出来る…………えい」

 可愛い声が響いた後、地面が凍って行き、魔物達の達が氷に足を取られて滑りだした。アヴリルはジャンプしながら、剣を突き刺して、魔物から魔物へと飛び移って行く。

「こりゃあ、楽だな。お前ら、近づいて来た奴らをタコ殴りにしろ」

「「「イエッサーっ!!!」」」

 氷の道を滑って来る魔物達を兵士達が囲んで斬っていく。セニアはご丁寧にも段差を付けて、魔物が通るコースを作って居た。つまり、そのコースを必死にすべらないように頑張っている魔物に向かって、槍を突き刺して行くのだ。たまに人も流れて来るが、そっちは救助されて、殺す側に参加して行く。魔物から魔法が放たれても、近くにいるセニア達が魔法を吸収して行くので安全だ。

「なんつーか、魔人って便利だな、おい」

「対魔物用に神と人が作り出しただけは有るって事だな」

「そうなのか? 俺達が聞いた話しじゃ、魔物の突然変異やら、魔物と人の子だって聞いたが…………」

「それは作った連中に捻じ曲げられてるからだろ。俺はあの子達から、聞いたが、魔物の王を倒した力に恐怖した当時の連中が、彼女達を殺そうと、魔物の王を倒した所に攻撃して来たから、反撃して戦争になったみたいだぞ」

「みみっちぃ連中だな。まあ、役に立ってくれるんだ。構わんさ。今は今だ」

「ごもっとも」

 それから、程なくして魔物は殲滅された。その後、氷が解除されて、抜かるんだ地面に嫌がりながらも皆は魔物の死体を回収して、剥ぎ取りを開始。その日、村では魔物の肉が振舞われた。流石の村人達も、彼女達の働きぶりを目にして、受け入れてくれるようだ。








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