第二幕その七
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クリンデに言うのだった。彼女が何と言ってもだ。
「さもないと御前は呼び止めても走ろうとする。休まなければ身体は」
「いえ、駆けなければ」
ジークリンデはあくまでジークムントの言葉を聞こうとしないのだった。
「そうでなければ追手が迫って来ます」
「だが私がいる」
自分がいるというのである。
「御前の夫である私が剣を持って」
「けれどそれでも追手が」
そしてここで。角笛の音が聴こえてきたのだった。ジークリンデはその音を聴いてびくりとなってそのうえでまたジークムントに対して告げた。
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