機動戦士ガンダムSEED
0230話
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て爆煙が晴れると、当然と言うべきかこちらへとトドメの一撃を加えようと突撃機銃で狙いを定めているジンの姿があった。
だが、甘いっ!
「ファントムっ!」
T-LINKシステムにより、俺の意志のままに宇宙を飛び回るファントム。そのファントムがレーザーブレードという牙を剥き出しにして宇宙を斬り裂くような速度でジンへと四方八方から襲い掛かった。
当然敵を俺のグロウセイヴァー1機だけと認識しているジンにはその攻撃を回避出来る筈も無く、コックピットや頭部、バックパック等を貫通され、爆散する。
「ふぅ、今のはちょっとやばかったな」
念動フィールドがあるとは言え、装甲自体はアシュセイヴァーと変わらないので物理的な防御力という意味ではストライクやブリッツのPS装甲、あるいは後期GAT-XシリーズのTP装甲の方が優秀だったりする。
もっとも、グロウセイヴァーは基本的に回避を前提にした機体だからその辺に不満は特に無いのだが。
だが……
「この戦争が終わったらレモンにPS装甲の採用を打診してみるか」
レモンを始めとした技術班ならPS装甲の技術くらいはすぐに使えるようになるだろう。PS装甲開発メンバーのマリューもいる事だし。
「アクセル!」
「ムウ?」
こちらへと向かって来る敵を排除し終わり、戦争後の事を考えていると唐突にムウからの通信が入ってくる。その表情は厳しく引き締められており、それだけで何の用件かは想像がついた。
「奴だ、クルーゼの野郎が戦場に出てきた!」
そしてムウの口から放たれた言葉は、予想通りにこの世界の終焉を望むラウ・ル・クルーゼがこの戦場に降り立った事を示すものだった。
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