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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0230話
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と同時に指揮も執っているようで、コーネリアの開けた敵の穴へと量産型ゲシュペンストMk-Uが突っ込んで行くのも見えていた。

「了解した。なら俺もこのまま戦線に加わるが構わないな?」
「ええ、お願い」

 マリューの言葉に頷き、グロウセイヴァーをヤキン・ドゥーエへと進めようとした所でふと思い出す。このヤキン・ドゥーエの戦いで最大の脅威であるジェネシスは空間倉庫に放り込んだのでまず問題無い。そうなると次に厄介なのはラウ・ル・クルーゼの操るプロヴィデンスだ。あの機体はドラグーン・システムという、俺のファントムと似た装備をしているだけにフリーダムやジャスティス並の機体でないと太刀打ち出来ないだろう。少なくても、ストライク、デュエル、バスターで対応するのは難しい。そして、クルーゼとの共感覚が起きるムウはそのストライクに乗っている訳で。

「ムウ!」
「ん? アクセルか。その様子ならジェネシスの方は無事に終わったみたい……だなっ!」

 この混戦なのでムウの操るストライクを見つけるのは困難だが、通信モニタ越しの様子を見る限りではまだまだ元気らしい。

「クルーゼは出たか?」
「いや、以前聞いたプロヴィデンスとかいう新型のMSに乗っているんだろう? まだ見てないな」
「そうか。以前も言ったと思うが、プロヴィデンスは俺のグロウセイヴァーに装備されているファントムに似た武装を持っている。ファントムと違って射撃しか出来ないのを考えると劣化版と言ってもいいかもしれないがな。とにかく量子通信によるオールレンジ攻撃が可能な武器を持っているからくれぐれも気をつけろ。特にお前はクルーゼとの間に因縁がある分だけ狙われる可能性が高い」
「ああ。だが、何だってまだ出てこないんだ?」
「さて、ジェネシスと同じく機体が完成していないと見るのが妥当だが……」

 自分で呟き、それは無いと首を振る。プロヴィデンスはフリーダム、ジャスティスと共に開発された機体なのだから、キラがフリーダムを奪って2ヶ月以上が経った今でも未完成という事は無いだろう。
 となると、ザフトの最後の切り札として温存されていると考えるのが妥当か? あるいは機体自体は完成していても、その最大の特徴であるドラグーン・システムの最終調整に手間取っている可能性も考えられるか。

「とにかく、クルーゼの新型相手にストライクでは荷が重い。奴が出てきたら俺が相手をするから、クルーゼを感じたら俺に知らせてくれ」
「しょうがないな。奴との因縁には俺がこの手でケリを付けたかったんだがな。……っと! あの新型の量産機はなかなかやるな」

 ムウの言葉から察するに、どうやらゲイツとやり合っているらしい。……性能の高い新型量産機なんだし、メギロートに脅威度の高い機体と認識されて優先的に狙われているにも関わらず
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