いざ、高町家へ
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という事か?……有りえなくも無いが…
彼がなのはと友達なのかを信じるには後もう一つ位明確な何かが欲しいところだ……》
お! 何だかよく分からんが恭也さんにとって今の発言は有効だったらしい
「なら、呼び出した時に使ったなのはの携帯番号を言ってみてくれ
もし、君がなのはの携帯番号を答えることができたら友達という事を認めよう」
《なのはは自分の携帯番号を友達以外の子にホイホイと教えるような子ではない
本当になのはを呼び出したと言うのならば、なのはの携帯番号を知っているはずだ》
……知らねーよ!
高町さんを呼びだしたなんて嘘だし、それに交友関係がマイナスの位置にある俺が携帯番号なって知ってる訳も無い。
はぁ〜、恭也さんの思考を読み取って高町さんの携帯番号を盗み聞くしかないか、
こういった個人情報の盗み聞きは気が進まないのだが……。
「……その質問に答える前に確認したいんですけど、貴方は高町さんの携帯番号を知ってるんですか?
僕が正しい番号を言えたとしても正解不正解が分からなければ意味が無いですし……
それに、携帯番号は個人情報なので、見ず知らずの人に教えるのは高町さんに悪いので
念の為に聞いておきますけど……貴方は本当に高町さんの家族の方なんですか?」
「……高町恭也、なのはの兄だ。
今はこの様な自己紹介で申し訳ないとは思うが許してくれ、これも家族の……なのはの為にやってるんだ。後、なのはの携帯番号は家族なのだから当然知っている」
《神田君には悪い事をしているという自覚は有る……だがこれもなのはの安全のためなんだ、本当にすまない……それとなのは携帯番号か…最近こちらから電話を掛けた事が無かったが…なのはの携帯番号は確か……080−××××−○○○○だったな》
恭也さん……良い人ですね、こんな嘘を吐いている様な人間をそこまで心配するとは……
そして、そんな人から妹の携帯番号を盗み聞くって……はぁ〜、今日人を騙すの何回目だよ…。まるでシロップ村に居た頃のウソップ並みに人を騙してるよな…俺……
「高町さんの携帯番号は080−××××−○○○○ですね。
それと、後ろを向いたまま自己紹介ってのもあれですけど、僕の名前は神田誠って言います」
一応俺も名乗っておく、先ほど美由希さんとの会話を聞いていた恭也さんは既に俺の名前を知っているはずだが、まぁ、これも礼儀ってやつだ……いまさら俺が礼儀うんぬん言ってもあれだが……。
「……その番号で合ってる
君は本当になのはの友達の様だが……まだこの状態を続けさせてくれ
本当にすまない……話が終った後でなら幾らでも非難しても、軽蔑してくれても構わない」
《一先ずなのはとこの子が友達だったという点は認めておく……しかし、それでも俺はこの神田君に小太刀を突きつ
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