いざ、高町家へ
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ったはずだ
なので、ここで俺が魔法の事をベラベラと喋るはけにはいかないと思う……
だからこそ考える、恭也さんが納得するような嘘を……。
「はい…先ほど美由希さんに話したようにフェレットの事が心配で僕達は見に行きました
でも、そのフェレットはどういう訳か動物病院ではなく道端に居たんです……。
恐らく病院から逃げ出したのだろうと思った僕はそのフェレットを捕えて、高町さんに
手渡しました。その後は高町さんの家まで僕が送り届けようとしたんです、当然ですよね?
僕から誘った事ですし……ここまで大丈夫ですか?」
「いや、ちょっと待ってくれ……そもそもどうして君はなのはを誘ったんだ?
俺はなのはから君の事を聞いた事は無い、友達のアリサちゃんやすずかちゃんの事は
毎晩のように聞くのにだ。
だから、こういう言い方で申し訳ないが……君となのはは友達では無いのではないか?
さらに言えば友達でもない子の誘いをこんな時間になのはが受けるとは思えないのだが?」
《なのはから彼の事を聞いていないというのは嘘だ……と言っても今日始めてなのはと
父さんから聞いたのだから一緒の様なものだが……。
そして、俺の質問に彼はどう答える? この辺りが俺的に一番怪しいのだが……》
やはりそこを付いてくるか……
確かに俺と高町さんは友達ではない、むしろ俺は高町さんに嫌われているらしいので
ひょっとしたら高町さんから見た俺はクラスメート以下の存在なのかもしれない。だが、
今だけは友達という立ち居地を主張しなければならない、そうしないと話がややこしくなる。
「僕と高町さんはですよ? だからこそ、誘えたんですよ?
でも……僕の事家族に言ってなかったんですか……んー何ででしょうね?」
「あ! もしかしたら恥かしかったんじゃないですか?
ほら、あの年頃の女の子ってそういうのに敏感じゃないですか、もし家族に男友達の事を話したら『家族にからかわれるかもしれない』と考えて話さなかったんじゃないですか?」
言っててあれだが……イタイな
中々にイタイ発言をしているな…俺……。
一応スクライアに高町さんへ『話の裏を合わせとけ』と伝言するようには伝えているが
もし、今の俺の発言を恭也さんが高町さんに『神田君がこの様に言ってたのだが?』と質問を投げかけたら、高町さんの元々低かった俺への株が大暴落するのは免れないだろうなぁ……。
「……確かに……そうなると、なのはが考えていたのなら辻褄が合うが…」
《確かに彼の言うとおりだ……もし、なのはの口から『男友達が居ます』なんて発言を聞けば、家族全員がなのはに色々と質問責めするだろうな……特に母さんと美由希辺りが…
じゃあ今日の食事での、なのはの発言は照れ隠し
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