いざ、高町家へ
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思ってしまっていたが、彼の話し方と態度を見ている内にそは疑問に変った。
確かにこの子からは反省や必死さが伝わってきた……まるで普通の子供の様に…
俺は父さんからこの子の事を多少なりとも聞いている、その情報と彼の言動と行動は
そぐわない。そして、そもそもなのははこの子の事があまり好きじゃないと言っていた
そんな子の誘いをフェレットの安否が心配だからといって承諾するか? 答えは否だ
これらの事を考えるとどうしても『彼は何か隠している』と思わざるを得ない》
……これは一体どこからツッコンでいいんだ?
恭也さんが俺の三文芝居を見切った事に関しては『やっぱりか……』というのが本音だ
士郎さんから俺の事聞いていたのならこれ位の事は想像できた……。
まぁ、それはさて置き……高町さんって俺の事嫌いなの?
確かに普段あんまり会話とかしないけどさ……まさか嫌われているとは思わなかった
嫌われてる理由としては……友達であるバニングスさんに今日、紙ボールをぶつけたのが
原因だろうか?それとも、もっと直接的な何かだろうか? ……分からない
取り合えずこの件に関しては保留にしておき、高町さんと話す機会が在るとき解決すれば
いいだろう……それよりも先に背後に立っている恭也さんをどうにかするのが先決だ。
「嘘、偽り?」
「あぁ、君の発言はどうにも信憑性が欠けている、本当の何かを君は隠しているんじゃないか?」
《さぁ、どうする? もしまだ真実を隠すようなら……》
そう言って恭也さんは小太刀を握る手に力を込める
ギュ、という効果音が俺と恭也さんしか居ないこの空間に響き渡る。
まぁ、ここで嘘を言っても信じてもらえないので多少は本当の事を織り交ぜるか…。
「んーそうですね、確かに貴方の言うとおり、僕は一部を伏せて美由希さんに話しましたね」
「! やはりそうか……ならその伏せていた事を話してもらおう」
《一体何を伏せていると言うのだ?……もしもなのはに対して不埒な事をした、などだったら灸を据える程度では済まさんぞ……》
不埒って……小学3年生に何言ってんだ? ……あ、間違えた
小学3年生に対して何考えてるんだこの人……。
「えぇ、僕から話すのは一向に構わないのですが……でも、これから話す事は秘密にしてもらえませんか? 今から話す事は高町さんが秘密にしたいって思っている事なので……」
「……分かった、内容にも寄るが取り合えず話してくれ」
《なのはが秘密にしたい事? 何だそれは?》
ここで俺がミスをすれば、本当の事実である思念体や魔法の事を話さなくては成らなくなる。
原作で高町さんが家族と友達に魔法の事を話たのは闇の書事件の後だ
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