第三十五話〜R2・ゼロレクイエム〜
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決戦の最中、ブリタニア本国から皇帝シャルルが日本に向かっているという情報を2人は耳にしていた。しかし、皇帝が戦場に訪れることがなかったため、2人は彼が神根島にある遺跡を訪れているという確信に近い予測をしていた。
そして2人は決着をつけるために動き出す。
2人が動き出していた頃、スザクはフレイヤの爆心地跡で壊れたように笑い声を上げていた。そして笑い終えると彼は感情が抜け落ちたような、どこか決意をしたような、そんな危険な表情をしていた。
旗艦アヴァロンに戻ったスザクはその場にいたシュナイゼルに告げる。自分が今まで拘っていた方法論は間違っていた、と。
そして重要なことは結果であると、今までの自分と決別するようにスザクは告げる。
それを見ていた機動六課の面々はショックを受けた。この世界でどんな結果になっても方法を間違えないようにしていたスザクがここに来て、その信念を曲げるような事を言ったのだ。これまでの過去を見て、彼の心が決して弱くないことを知っていた彼女たちには、スザクのような人間がここまで変わらなければならないほど、この世界は追い詰められているのかと感じた。
スザクは告げる。自分がナイトオブワンになり、エリア11を平和にして世界を変える。その目的の為、スザクをナイトオブワンに任命する新しい皇帝が必要であることを。そしてそれにシュナイゼルがなるために、王の責務を果たしていない現皇帝を殺害することを。
時を同じくして、記憶を失くしたC.C.はある人物と再会し記憶を取り戻していた。C.C.が再会した人物とは、ルルーシュの母親であるマリアンヌであった。彼女もギアスを持っており、そのギアスは人の心を渡るという能力であった。そのギアスを使い、彼女はアーニャの精神に潜んでいたのである。
アーニャの肉体を一時的に支配した彼女はそのままC.C.に接触し、彼女の記憶の失う前の意識を引きずり出したのだ。
彼女たちもそのまま神根島に向かい、すべての決着をつけようとしていた。
そして、ルルーシュ、ライ、スザク、シャルル、マリアンヌ、そしてC.C.が神根島の神殿を通しCの世界で邂逅する。その場にライがいることにスザクは驚くが今はそのことに気を割く程の余裕をスザクは持っていなかった。
ルルーシュとライとスザクは知る。シャルルとマリアンヌの2人がCの世界を利用し『嘘のない世界』を作ろうとしていることを。この2人はCの世界に存在する集合無意識を解放し、生きている人間も死んだ人間も関係なく意識を繋げることで相手の真意を知ることができる、そんな世界を2人は作ろうとしていた。
その目的を2人が話し終えると同時にCの世界の集合無意識に思考エレベーターが接続される。しかしそれと同時にライが頭を抑え苦しみ出す。
「ぐ、
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