コラボ編
番外編 剣聖と紫眼の出会い
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君?」
「ほかのだれに見えるんだよ?ちょっと聞きたいことがあってきたんだ。キリト君は中か?」
「う、うん、今学校の課題をやってるよ。でも珍しいね。ソレイユ君が私たちに聞きたいことなんて」
「SAO時代の攻略組のことについてだからな」
これまた意外すぎる質問のためか鳩が豆鉄砲をくらったかのような表情をするアスナ。そんなアスナに――
「・・・入っていいか」
と、催促したところ、大慌てでソレイユのことを招き入れてくれた。部屋に上がると、キリトが画面を睨みながらうんうん頭を捻っていた。
「こ、これかな?」
「残念、はずれだ。答えは二番だよ」
「そ、そうか・・・やっぱり日本史とか苦手だ。サンキューな、ソレ、イユ?」
そこで初めてソレイユが来ていることに気が付いたキリト。こちらも鳩豆な顔をしている。
「にぃに!!」
そんなキリトを放っておいて、嬉しそうな声を上げながら抱きついてきたのは原寸大の姿になったユイだった。抱き着かれたソレイユはユイの頭を二、三度撫でた後、机を挟んでキリトに向かい合う形で座った。ユイはソレイユの膝の上である。ちなみに明日菜はキリトの隣をきっちりと確保していた。
「そ、それで、一体どうしたんだ?」
「ああ、実はな・・・≪紫眼≫って呼ばれているプレイヤーを探してんだ」
「≪紫眼≫ってレイのことか?」
「レイ?≪紫眼≫はSAO帰還者で攻略組だったって聞いてるんだけど?」
「だから、レイのことだろ?」
「レイのことよね」
「お姉ちゃんのことです!」
どうやら、レイなる人物が≪紫眼≫と呼ばれているプレイヤーらしい。だが、その前に――
「いや、おれはそのレイってやつに会ったことがないんだけど・・・」
「え・・・そうなのか?」
「噂ぐらいは聞いたことはあるが・・・つか、お前らおれは攻略組じゃなかったこと忘れてない?」
「「あっ・・・」」
「じゃあ、にぃにはお姉ちゃんと見たことがないんですか?」
「ないな・・・って、お姉ちゃん?」
「はいです!レイお姉ちゃんです!」
「ふーん・・・で、そのレイってやつはどんななりしてんだ?」
ソレイユの質問にキリトは当たり前のごとく答える。
「ソレイユと同じインプだぜ」
「・・・・・・はぁ、馬鹿か、お前は。そういうことを聞いてんじゃないんだよ。そのレイってやつの特徴を聞いてんだ」
呆れたように言うソレイユ。キリトは誤魔化すように笑うと改めて≪紫眼≫の外見的特徴を口にする。
「え、えーっと、白髪のポニーテールにスミレ色の瞳が特徴だな」
「武器は何を使うんだ?」
「大剣、だったと思うけど・・・」
「確か、特殊なカテゴリの
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