コラボ編
番外編 剣聖と紫眼の出会い
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「インプで凄腕の傭兵プレイヤー?」
ある日、真っ暗で有名なインプ領の中にある一際立派な建物、領主館。そこの執務室にソレイユはいた。なぜソレイユがそんなところにいるのかというと、インプ領主であるルシフェルに呼び出されていたからである。
「ああ、キャラ作ってすぐに脱領したみたいだな」
「ふーん・・・で、何でおれが呼ばれたんだ?」
「連れてきてくれ」
誰を、とは推して知るべきだろう。
「・・・連れ戻す気か?それとも雇う気か?」
「いんや、どっちも違うぜ。前者は俺の掲げた方針に反するからな。後者は雇う理由が見つからない」
「なら、なんでそんな傭兵を探して来いなんて言うんだよ?」
「ただ純粋に会ってみたいだけだ」
「・・・なら、自分で探しに行けよ」
「仕事が忙しいんだ」
確かに領主とは種族を率いる代わりにやらなければならない事が山ほどある。会うたびに愚痴られているのでかなりの量の仕事なのだろう。
「ところで、何でおれなんだ?」
「お前って色々と人脈があるだろ?闇雲に探すよりもそういったものを持っているやつに頼んだほうが早いと思ったからだ」
「・・・はぁ・・・わかった。何時連れてこれるか解らないから捕まえたら連絡するわ」
「了解。吉報を待ってるぜ」
それからソレイユは領主館を後にし、知人のシルフのプレイヤーに連絡を取った。
◆
『その凄腕のプレイヤーはソー君も聞いた事があるはずだゾ』
『≪紫眼≫だっけ?確かに有名だが・・・』
『そういう意味じゃなくてだナ。もっと前から知ってるって意味だヨ』
『・・・・・・おい、それって・・・これ以上先は50000コルって、500じゃないのかよ。ほい』
『まいドー。そうだヨ、今ソー君の思った事は全部あってるよ』
『SAO帰還者、それも攻略組だった奴、か。あんま面識なさそうだな』
『まァ、ソー君はあっちに掛りっきりだったからナ。ついでに言えバ、キー坊やアーちゃんとも知り合いだナ』
『わかった。先ずはキリトたちをたどってみる事にするよ』
という会話をスイルベーンで≪鼠≫の異名をもつシルフプレイヤーと交わしたのが数分前の事。現在ソレイユはフレンドリストを確認したところ、二人がログインして居るので好都合、という事で世界樹の上部にあるイグドラシル・シティにあるキリトとアスナが借りている部屋に向かって高速で移動中であった。
それから数十分後、イグドラシル・シティにあるキリトとアスナの愛の巣(仮)に到着したソレイユは玄関の扉をノックした。
「はーい」
そう言いながら出てきたのはアスナであった。アスナにとっては意外すぎる人物の訪問なのか、驚いた顔をしていた。
「あれ、ソレイユ
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