第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第2話:私だって気を使います
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ンにリューノちゃん……どうしたのこんな所に?」
「うん。こっちに蛙が来なかった? 何か困った事があるみたいで、助けを求められたんだけど……」
「さぁ……私はずっと此処にいるけど、蛙は見なかった……わ……ふ…ふふふ……あはははは! ご、ゴメン……もうダメ……我慢出来ないわ!」
本気で蛙姫の事を心配するシン……
それを見てケタケタ笑い出すシンシア……
ビアンカさん似じゃなかったら、私のヒャドをお見舞いしているところだ!
「ちょっと何を笑ってるのよ!? シンはお人好しだから、本当に心配してるのよ!」
「ご、ごめんごめん……モシャス!」
シンシアは謝りながら聞いた事のない魔法を唱える……すると!
「剣士様…どうか助けて下さい」
シンシアがさっきの蛙姫に姿が変わった!?
……蛙の区別は付かないけど、多分さっきの蛙だろう。台詞が同じだし……
「どう? 新しく憶えた魔法『モシャス』よ。嬉しくて早くシンに見せたかったから、ちょっとからかっちゃったの……ゴメンねシン」
そんな魔法も存在するんだ……
お茶目にテヘペロするシンシアを見て、お父さんが居たら絶対押し倒しているだろうなぁと思いながら感心する。
正直、少しだけ若く見えるのと耳が長くなっている以外、ビアンカさんと瓜二つのシンシアなのだ!
「シンシアは凄いなぁ……変身する魔法を使えるなんて! 俺なんか『ニフラム』しか使えないよ……エイコブさんから色んな魔法を教わっているのに……」
「シン……焦らないで良いのよ。私はエルフで、貴方よりも魔法力が高いから、高位魔法を沢山憶えられるだけ……貴方は貴方に出来る事を今は頑張ればいいのよ」
「うん……ありがとうシンシア。君は何時も優しいなぁ……」
「ふふふ……だってシンの事が好きだから……」
何やら二人がピンク色の世界に入っていった……
お父さんで慣れている私は、気を利かせて静かに地下室から出て行く事に。
しかも地下室への入口で、他の人が入らない様に見張ってあげる。
私のファミリーの子供達は、アレ系の事で気を利かせるのが大得意だ!
なんたって日常の事だからね!
地下室からダダ漏れる二人の声を聞いていて分かった事は……
あの二人とも初めてだ!
“ここ?”とか“大丈夫…痛くない?”とか、最初の内は聞こえてきたからね!
私も初めての時は彼等みたいになるのかなぁ?
手慣れたお父さんのしか見た事ないから……
リューノSIDE END
(山奥の村)
シンSIDE
シンシアと初めて……
凄く良かった……最高の時間を体験した……
一通り終わって、服を着直し地上へ出ると、そこにリューノちゃんが座っていた。
どうやら二人だけの世界に入ってしまった俺達に気を使い、地下室へ誰も
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