第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第1話:迷子の美少女リューノです
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いド田舎へ放り出されて数日が経つ……
突然の事で混乱しまくりだった私……何より混乱を深めた人物が、ビアンカさんにソックリのシンシアさんだ!
本物とは違い彼女はエルフなのだが、シンとイチャついてるとこをお父さんが見たらブチ切れるだろう。
因みに『シン』とはこの村に住む少年の事で、どうやら皆が特別扱いをしている。
と言っても、過保護にしているのではなく、恋人(だろう)シンシアすらも厳しく彼を鍛え上げているのだ!
しかも外界には出さず村の中だけで……
この村自体が妙な村で……
特別な理由が無い限り、村に立ち寄る事も出て行く事も出来ないルールになっている。
私みたいに突然異時代からやってきてしまった場合は、しょうがないとして村での生活を許してくれているが、そのかわり村を出る事を許してもらえない。
お父さんもこの時代に来ているはずだから、捜して合流しなきゃならないと泣き叫んだら、村の大人が順番で町へ買い出しを行いに行った時に、情報を仕入れてくるから、子供は村から出てはいけないと言われた。
村のルールに納得が出来何であれば、一人で勝手に出て行く様に冷たく言われる……
モンスター蔓延る外界に、幼く可憐な少女を一人で放り出そうとする大人達……
どんな神経してやがるんだ!?
私は我が儘マリーの様に神経も図太く攻撃魔法にも長けておらず、根暗リューラの様に好戦的筋肉娘じゃないから、一人で旅をする事なんて出来るはずもないので、シンのお家にご厄介になる道を選択しました。
基本的に皆さんは優しい人達ばかりなので、慣れれば普通に生活出来るのだけど……
やっぱりお父さんと会えないのは寂しくて、夜になるとベッドに潜って泣いてしまう。
気付いたシンが、気を使って優しく慰めてくれるのでかけれど……
自分のプライドが邪魔をして、彼に八つ当たりをしてしまいます。
本当は感謝しなきゃダメなんだろうけど……
お父さんやお母さんが見たら怒るかな?
早く会いたいよぉ……
リューノSIDE END
(山奥の村)
シンSIDE
突然俺の上に現れた少女リューノちゃん。
この村の掟で外界へ出る事が禁じられ、はぐれた家族を探せない事に激怒していたけど、本当に家族と会いたいんだなと思う。
毎晩ベッドに潜って泣いてるんだ……
最初はどうして良いのか判らず困ったけど、シンシアに相談したら『お兄ちゃんとして慰めてあげなさい』って優しく言われたんだ。
そうだよね!
リューノちゃんはまだ12歳らしいし、俺が優しく接してあげなきゃ可哀想だよね。
リューノちゃんには申し訳ないけど、何だか妹が出来たみたいでちょっと嬉しくなっちゃった。
だから『リューノちゃん……寂しいんだったら俺のベッドで一緒に寝ようか
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