第二章
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見ても。
「急に死んで」
「何もかもが、よね」
「なくなったわ、死んだからね」
もうそれでだったというのだ。
「全部ね」
「死んだら、なのね」
「なくなるわ、ねえそれでね」
ここで顔を上げてきた、それで私の顔を見て尋ねてきた。
「この前生きていることって何かってあんたに聞いたけれど」
「そうだったわね」
ここで私も思い出した、この話を。
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