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ソードアート・オンライン〜未来を切り開く〜
ラグー・ラビット
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クを構えて、投剣スキルの基本技シングルシュートのモーションを起こした

スキル熟練度が低くても敏捷度が上がっているから俺の右手は稲妻のように閃き、放れたピックは一瞬の輝きを残して梢の陰に吸い込まれていった

ラグー・ラビットのカーソルが戦闘色の赤になり、その下のHPバーが減り、ゼロになる
ポリゴンが破砕する聞き慣れた硬質な効果音。
思わず左手をグッと握る
俺は即座にアイテムウィンドウを開いた
新規入手品の一番上にその名前があった
ラグー・ラビットの肉、プレイヤーの取引では十万コルは下らないという代物だ
これを金にするか食べるか…
だけど、俺には全然、料理スキルをあげていない。
売るか…?

まあ、これは緊急だろうと思い青い結晶を握って叫んだ

「転移!アルゲード!」


沢山の鈴を鳴らすような美しい音色と共に、手の中で結晶がはかなく砕け散った

同時に俺の体は青い光に包まれ、周囲の森の風景が溶け崩れるように消滅していく
光がひときわ眩しく輝き消え去った時には転移ができていた

あいかわらずここはうるさいな…早く行こう…
俺はエギルの店に向かった
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