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妖刀使いの滅殺者
第32話
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ドットに追い込まれる。対照的に俺は斬った分回復する

「ラストぉッ!!」

「甘い!!」

その声が聞こえた時、トランダの姿は見えなかった
あたりを見回す、前に背後から斬られた
俺は前転で何とか距離をとる。後ろにはいつの間にかトランダの姿が見えた

「はっ!ようやく本気か?」

「そうではない。最後の攻撃だ。このスキル34連撃スキル≪ライフ・ドレイン≫は自らの命が減ると共に発動する。つまり後33回攻撃をかわせば主の勝ちだ」

「いいねぇ。来いよ!」

トランダが剣を水平に構え、襲ってきた。俺はその斬撃を黒印で止めにかかった。しかし、俺の防御は一回剣を弾いただけだった。その後すぐに剣が襲ってっ来た

「回避しかなしかよ…」

剣が斜めにふりおろされる。体をよじってかわし、横に振られた剣をしゃがんでかわす。さらに振り上げられた剣はバック転で避け、突き出される剣には黒印で斬撃の軌道をそらす




そんな攻防、いや、防戦一方が数分続き、遂に残り2回にまでとなった

「あと、二発!」

「覚悟ッ!!」

大きく跳びあがり剣を地面に突き立てる。俺はそれをバックステップで避けた。しかし、剣が宙にある俺の体を捉えに来た

「セイヤァァァ!」

その刹那、空中専用高速移動スキル≪電光石化・華≫を使った。宙からでしか使えないが、高速で空を舞い、切り裂くスキルだが、今回は避けるために使った。その結果は…





















―――YOU WINNER!!

俺の目の前に勝利のアナウンスが流れた。俺の、勝ちだ

「…お主ならば託せるな」

「?何をだ」

トランダは膝をついたまま重い口調で話しだした
おそらくクエストなのだろう

「―――この街はもうすぐ崩壊の危機を迎える」

前言修正 おそろしいクエストだろう

「崩壊ィィイイィ!?」

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