始まりの終わりと終わりの始まりD
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嫌だった。それに気持ち悪い人に何度されても、痛くて気持ち悪いだけだ。でも、そんな事は言え無い。
そして、ニブルヘイムという地方に出発したのだけれど、その馬車の中でも好き勝手に身体を弄り回される。受け入れているイリスとイリヤに聞くのも嫌だし、出来る限り接触を避ける。それでも、日に3回はされるけど、まだマシだ。私より他の子達の方が非道い。動けないから、トイレも行けず、食事もまともに出来ない。そんな世話を憎い存在である敵に世話されるという辱めを受けるのだから。何度か、変わりたいと言ったけど、アリスディア様に言われた事だと却下された。そう言われると、私には世話と言いながら、膝の上に乗せられて悪戯される皆をどうする事も出来ない。
こんな生活が17日間も続き、リベル山と呼ばれる山の山頂に到達して、休憩を取る場所で魔物から私達を守っていた兵士達が帰って行く事になった。これぐらいになると、嫌な事に身体は慣れて来たのか、気持ち悪さは薄れて来た。手足が無い子達はそれがもっとはっきりしている。強姦されていると言うのに快楽を感じる身体に調教されていっている。イリスとイリヤは何故か最初から、受け入れて感じている。そして、ここからは私とイリスとイリヤに対する行為が急に少なくなった。私達は護衛を命令された。私は渋々ながら、従う。他の小さい子の1人は既に調教が完了したように嬉しそうに擦り寄るようになったし、もう1人の子はまだ抵抗している。そして、最後の1人は初めから抵抗などせずに諦めて受け入れている。その子は仕方無いと思う。何故なら、今も昔も生活自体は対して変わっていないようだから。
「アヴリル、全方500メートル、右へ4メートルの位置に魔物がいます。数は3。大きさは2メートルくらいですね」
山道を馬車に乗って、考えながら進んでいると私達の中で一番身長が高くて、年上のリコリスが教えてくれた。リコリスは黒い髪の毛を腰辺りまで伸ばして、目隠しをしている。そう、リコリスは目が見えない。でも、リコリスの加護は触れた対象の怪我を治す事が出来る治癒と新しく手に入れたらしい音波探知という物。それで、簡単に敵を見つけ出してしまう。
「行ってくる」
「はい。行ってらっしゃい。気を付けて」
「うん」
私は馬車から飛び降りて直ぐに走る。馬車を追い抜いて、森の中に入る。そして、木の上に飛び乗って、木から木へと移動して行く。すると、直ぐに目標の場所に着いた。そこには豚の顔をした魔物オークが2匹と首輪をされた赤い毛をしたレッドベアが1匹。2匹のオークは仕切りに警戒している。
「(目標を発見…………殲滅)」
髪の毛を操作して左右に4本の剣を作る。そして、木の上から飛び出して、上からオーク2匹を狙う。
「っ!?」
オークの1匹はレッド
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