暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0228話
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チを発進させる。
 それを見送ってから一次反射ミラーへと接触し、空間倉庫へと収納を完了する。

「さて、次はジェネシス本体だな」

 脳裏のリストから再度グロウセイヴァーを取り出し、コックピットへと乗り込んでASRSを起動させる。
 同時に、再度空間倉庫からスライムを展開。一次反射ミラーを見つけた時のように枝分かれを繰り返しながら捜索範囲を広げていく。
 その様子を見ながらヤキン・ドゥーエの方へと視線を向けると、そこでは激戦と言っても差し支えのない戦闘が繰り広げられていた。
 アークエンジェルを中心に、左にクサナギ、右にエターナルが陣取って20隻近いナスカ級やローラシア級と砲撃戦を繰り広げている。また、MSやPT、ADにしてもコーネリアのラピエサージュが率いて200機近い敵と互角の戦いを繰り広げていた。
 連合軍に対しては量より質で対抗していたザフトだったが、今回の戦いではザフト側が量で、俺達が質であるというのはある意味で皮肉な話だ。
 それに量に関してもメギロートがある程度は補ってくれている為、全体的に見るとシャドウミラー側の方が優勢に戦況は推移している。
 今も視界の端でミーティアを装備したフリーダムからマルチロックオンシステムによって放たれた多数のビームやミサイル、弾丸が10機以上のジンやシグーを撃破し、同時にジャスティスがミーティアに装備された巨大なビームサーベルを使って数機のジンを一瞬でこの宇宙から消滅させた。
 ラピエサージュの指示に従ってだろう、量産型ゲシュペンストMk-Uのメガ・ビームライフルが一点に集中して撃ち放たれる。メギロートの群れへと突撃しようとしていたジンとシグーの集団は機先を制され、その先頭にいた機体が周囲の機体を巻き込んでメガ・ビームライフルから放たれたビームによって撃ち貫かれ、爆散する。
 ムウの操るエールストライクガンダムから放たれたビームライフルがジンを貫き、バスターの拡散されたビームがジンやシグーの集団へと降り注ぐ。
 また、アークエンジェルと撃ち合いをしているローラシア級やナスカ級の横腹から食い付くようにレモンのヴァイスセイヴァーとコーネリアのラピエサージュが攻撃を仕掛けていた。レモンはソリッド・ソードブレイカーでナスカ級の中央部にある主砲や副砲を破壊し、その胴体部分へとO.O.ライフルによりビームと弾丸を連続して撃ち込んで破壊していく。コーネリアのラピエサージュはローラシア級にスプリットミサイルHとO.O.ランチャーを撃ち込みながら至近距離まで接近し、マグナム・ビークで艦橋を破壊していた。
 ただし全てが全てこちらの優勢という訳では無い。数が多い故に狙われやすいメギロートはかなりの被害を受けており、その数を大分減らしている。ジンよりも性能が高いとは言え、それでも一騎当千という訳ではない。
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