暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic8-B神は言っている。魔法少女になる運命だと〜The FooL〜
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ジングハート”のコアへの魔力が移動した。それだけじゃなくて私とユーノ君を包み込む優しい魔力が、負っていた傷を癒してくれた。

≪完了いたしましたわ、スズカ≫

「「「おお・・!」」」

みんなで感嘆する。私の時と違ってすずかちゃんはすぐに魔法を、しかも同時に発動させた。それにアリサちゃんも「新手ね。行くわよ、フレイムアイズ!」ってデバイスの名前を呼んで、柄元のところに有る鉄砲の引き金みたいなところを引いた。アリサちゃんの足元に夕焼けのような綺麗な茜色の魔法陣が展開されて、銃の機関部から薬きょうみたいのが飛び出すと刃から炎が噴き上がった。

≪おう! いっちょかましてやれっ、アリサ!≫

アリサちゃんのデバイス、“フレイムアイズ”はなんだか荒っぽいかも。

「うりゃぁぁぁああああああああッッ!!!」

――フレイムウィップ――

刀身から伸びる炎の鞭が新しく出て来たお猿さん3匹に向かっていくけど、学習されちゃったのかジャンプされて避けられた。

「セレネちゃん、エオスちゃん。ユーノ君をお願い」

「「うん!」」

傷は治っても気絶したままのユーノ君を、セレネちゃんとエオスちゃんに預ける。そしてすぐにすずかちゃんと“スノーホワイト”に「ありがとう!」お礼を言って、“レイジングハート”を空中に居るお猿さんに向けて、

「いけるよね、レイジングハート!」

≪All right. Divine Shooter≫

「シューット!」

シューター6発を発射。落下し始めたお猿さん1匹に対して2発のシューター。2匹のお猿さんは1回で倒せたけど、最後の1匹は体を捻って避けた。でも「甘いよ!」避けられて残った2発のシューターを操作して挟み撃ち、今度こそ倒す。

「やるじゃん、なのは♪」

「すごいよ、なのはちゃん!」

ハイタッチを求めて来たアリサちゃんとハイタッチして、すずかちゃんは両手で私の手を握って縦にブンブン振って褒めてくれた。

「アリサちゃんもすずかちゃんもすごいよ!と言うか、どうして魔導師になっちゃってるの!?」

ユーノ君の話だと、アリサちゃんとすずかちゃんにはリンカーコアは無いってことだったのに。

「あとでゆっくり説明してあげるわよ。ほら、ジュエルシードを集めるんでしょ!」

「私とアリサちゃんも手伝うから。ジュエルシード探し。習い事もあるし塾もあるから、いつも一緒ってわけにはいかないけど」

「ううん、気持ちだけでも嬉しい!・・・って、また出て来ちゃったよぉ・・・!」

アリサちゃんの言う通り、今はジュエルシードを封印するのが先決だよね。だけどそれには1つ問題があったりする。話を中断して、二列縦隊なお猿さん4匹を、私とアリサちゃんで迎え撃つ準備をする。


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