暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic8-B神は言っている。魔法少女になる運命だと〜The FooL〜
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さんは・・・?)

遠くの方で雷が空に向かって放たれたり、空から降って来たりしてるから、今も戦ってるんだと思う。フェイトちゃん達でも苦戦してるとなると、私が苦戦してもおかしくないよね・・・。

≪マスター。一時撤退を提案します。体勢を整える必要があるかと思います≫

“レイジングハート”からも今の状況がかなりまずいことだって言われちゃった。確かに終わりの見えないお猿さん退治。このまま続けても一方的に弱るだけだってことは判ってる。

「でも・・・・え・・!?」

少し離れたところからジュエルシードが発動した気配。

「まさか2個目のジュエルシードが在ったの!?」

お猿さんが私からそっちの方に気を取られ始めた。攻撃するチャンスだけど、倒した後の新手に襲われるかと思うと、ちょっと考えさせられる。

(でも全然気付かなかった。あんな近くにジュエルシードが在ったなんて)

お猿さんがドスドス足音を鳴らしながら、ジュエルシードの方に向かって行く。迷いを振り払って“レイジングハート”をそっちに向ける。お猿さん撃破とジュエルシード封印を同時に行うために。あともうちょっとでお猿さんがジュエルシードに辿り着くというところで、

――フレイムウィップ――

「え!?」

そんなお猿さん2匹を炎の鞭が薙ぎ払って倒しちゃった。完全にそれは魔法で。一体誰が?って思いが私の頭の中を駆け巡る。呆けながら眺めていると、今日何度目かの混乱が私を襲った。

「アリサちゃん・・? すずかちゃん・・!?」

草陰から出て来たのは、バリアジャケットらしい服を着たアリサちゃんとすずかちゃんだった。

「なのはぁぁぁーーーーーッ!!」

「なのはちゃーーーーーん!!」

耳にしっかり届く、私の名前を呼ぶ声。頭の中がごちゃごちゃになって涙が溢れてきた。アリサちゃんは剣のようなデバイスをブンブン振っていて、すずかちゃんもグローブ?をはめた手を振ってくれてる。私は樹から飛び降りて、「アリサちゃん、すずかちゃん!」涙を拭うこともしないで2人に抱きついた。

「「きゃっ?」」

「どうして2人が!? あの、え!? その、魔法だよね!?」

アリサちゃんとすずかちゃんの体温を感じて、これが現実だって理解できるようになると、本格的に混乱が襲ってくる。

「説明は後よ! すずか!」

「うんっ! お願い、スノーホワイト!」

≪お任せくださいまし≫

すずかちゃんのデバイス、“スノーホワイト”が上品な言葉づかいで応えると、すずかちゃんの足元に紫色(あとですずかちゃんに聴いたら藤紫って色だった)の魔法陣が展開された。

――フィジカルヒール&ディバイドエナジー――

“スノーホワイト”の甲にあるクリスタル部分から“レイ
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