暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic8-B神は言っている。魔法少女になる運命だと〜The FooL〜
[4/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「どうして・・・今まで教えてくれなかったの・・・?」

「どうしてって。まずコイツらに口止めされたこと。第2に、ファンタジー好きなすずかやなのはに話したとしても信じてもらえなくて、頭を疑われちゃ堪ったもんじゃないし」

想像してみて心が折れそうだったし。すずかはふるふる首を横に振って、「お友達の話を信じないわけないよ・・・!」って当たり前なことを言われたあたしは、自分の馬鹿さ加減に呆れ果てた。そうだ。どんな信じられないようなことであってもそれを信じるのが、親友としてのあたし達の絆なんだ。

「口外しないでって言っ――ふがふが!?」

今は水は差してほしくないからハムスター(セレネ)の顔を手で塞いで黙らせる。

「まずい! なのはがやられる!」

エオスが最悪なことを叫んだ。ハッとしてなのはの姿を空に探して、すぐに発見。樹のてっぺんに怪物が居て、宙に浮いてるなのはの右脚を掴んでた。怪物はその樹の上から飛び降りた。脚を掴まれてるから逃げられないなのはと、なのはの肩に乗ってるユーノが悲鳴を上げながら釣られて落下。

「なのはっ!」「なのはちゃん!」

最悪の事態、なのは達が地面に叩き付けられる光景が脳裏に過ぎって、すずかは両手で顔を覆い隠して、あたしはギュッと目を瞑り・・・たかったけど、なのはから目を逸らすことが出来なかった。けどそれで良かったのかも。
なのはは桜色の光の弾で怪物の腕や頭を潰して、逃れることが出来たのを確認できたから。あたしがホッと安堵したのが伝わったのかすずかは恐る恐る手を退けて、なのはの無事を確認して「よかった」って緊張を解いた。でも・・・・

「「「「あ・・・!!」」」」

新手の怪物が、煙のように突然なのはの後ろに現れた。ユーノが庇うように飛び出して、成すすべなく怪物に殴り飛ばされた。

「「ユーノッ!!」」

セレネとエオスが悲鳴を上げて、

「なのはっ!」「なのはちゃん!」

あたしとすずかもすぐに悲鳴を上げることに。ユーノを抱き止めたなのはへさらにパンチした怪物。今度は膜が張られる前にそのパンチの直撃を受けて、すごい勢いで地面に叩き付けられた。もう黙って見ていられない。けど、なんの力も無いあたし達が出てったところで足手まといになることくらい判る。だから、この中で一番頼りになる魔導師のセレネとエオスに詰め寄る。

「何とかしなさいよセレネ、エオス!!」

「セレネちゃん、エオスちゃん、お願い! なのはちゃんとユーノ君を助けてあげて!」

「「私たちだって戦えるなら今すぐ戦うよ!!」」

「でも無理なの!」

「今の私たちじゃまともに戦えるだけの魔法は使えないんだよ!」

そうだ。2人は戦いで傷ついて、魔力っていうのが回復するまで人間形態にも戻れないん
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ