暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic8-A神は言っている。魔法少女になる運命だと〜The FooL〜
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夫!?』

『う・・・大丈夫だよ。気にしないで』

なのはがグッタリしてる僕を抱え上げて心配してくれるんだけど、セレネとエオスの視線がすごく痛い。とりあえず降ろしてもらって、念話での話し合いを始めようとしたんだけど・・・

「コラっ、セレネ、エオス! あんた達は食べちゃダメでしょうが!」

「ハムスターとリスって、果物でいいのかな・・・?」

「あとはお野菜とかも良いんじゃないんでしょうか〜♪」

2人がアリサさんの体を伝ってテーブルに上って、夕ご飯を物色し始めた。アリサさんに怒られて、すずかさんに苺を差し出されると喜んで食べて、ファリンさんにブロッコリーを差し出されてそっぽ向いたりするから「ブロッコリーはお嫌いなんですね・・・」しょんぼりさせたり。それでも足りないって感じで物色を再開。早く話を始めたいんだけどな・・・。

『野菜はもういいの! 肉っ、お肉が欲しい!』

『あっ、オサシミ! オサシミをプリーズ!』

『にゃはは。アリサちゃんの言ってた通り本当に食いしん坊さんなんだね』

なのはにも念話を通してたみたいだ。身内があんなんだと恥ずかしい。こっちの精神がもちそうにないから『もう! 大事な話をするからこっちに集中してよ!』って怒鳴ってしまう。

『そんなのご飯の後でいいでしょ』

『あ、なのはって言ったっけ?』

『えっと、はい。はじめまして。高町なのはです』

『ん。どうもね、なのは。私はセレネ・スクライア。って、ああもう! アリサのケチ! 野菜と果物ばっかじゃ飽きるの!』

『私はセレネの妹で、エオス・スクライア。よろしく、なのは。それじゃ話の通じないアリサに代わってオサシミを取ってほしいんだけど』

『え、でも。一応、普通の動物と同じような扱いをしないと怪しまれるから、我慢した方がいいかと・・・』

『やっぱりそこがネックなんだよね〜。早く元の姿に戻って、美味しい物をいっぱい食べたいよ』

『動物形態に変身してれば、無駄に魔力を消費しないで済むから回復も早いんだけどね。ユーノだって大変でしょ? 元が人間なんだから、フェレット形態じゃ食べる物を制限されて食事とか味気ないでしょ?」

『え?』

『別にそんなことはないよ。なのはのご家族はみんな良い人ばかりだし、なのはがこっそり色々くれるから』

今の生活に不満を言うものなら、僕は救いようのないとんだ愚か者になる。僕を救ってくれた、命の恩人であるなのはに目を向ける。と、さっきから『え?』って繰り返してばかり。

『あの、セレスちゃんとエオスちゃんは双子なんだよね・・・?』

『『そうだよ』』

『でも、ハムスターとリスって、別の動物だよね・・・』

『『まあ、それは好みでその動物の姿に変身してるんだし
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