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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic8-A神は言っている。魔法少女になる運命だと〜The FooL〜
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っ!?」なんて、まるで驚いたって感じで鳴いた。なのはが肩に乗るユーノに「どうしたのユーノ君?」なんて訊くんだけど、動物にそんなこと言ってもどうしようもないでしょうが。
「アリサちゃん。その子たちって、お店で買ったの?」
「ううん。拾ったのよ。あたしん家の庭でね」
ごめん、これ嘘なのよ。実際には塾から帰ってきて、自分の部屋でのんびりしてるところにクローゼットの中から気配と視線を感じて、恐る恐る確認して発見といった感じ。その時はまだ人間の女の子の姿だったけど、すぐに動物の姿に変身しちゃったのよね。
そして事情を聴いた。魔法とかジュエルシードとか、到底信じられないようなことばかりを。ま、あの子たちは自分の力でジュエルシードを集めて、全てが終わったら帰るって話だし。それまでの間くらいは世話くらいしてやろうって思って、結果、今こうして騒ぎの渦中に居る。
「着いたわね。さあて、どこに居るかしらね!」
婦人の湯って札がある浴場入り口に到着。脱衣場に入って、セレネとエオスの姿を捜すと、「ふぇ? なになに?」なのはから戸惑いの声が。なのはのところに戻ってみると、セレスとエオスがなのはの肩に乗ってるユーノを引き摺り下ろそうとしてた。
弱い者イジメでもするつもり? だとしたらどんなガキ大将よ、まったく。2人へと手を伸ばして「やめなさいよ!」急いでユーノを助けようとしたんだけど、
「待ってアリサちゃん!」
「え? 何で止めるのよ、なのは。ユーノ、困って・・・って、あら?」
ユーノは自分から降りて、セレネとエオスの後を追うように脱衣場の端っこに移動。アニマル会議でもするのかしら? ついて行って様子を見ようとした時、なのはに腕を掴まれた。なのはの顔はどこか緊張気味で、いつになく真剣な目であたしをジッと見つめてくるから、こっちも見つめ返す。そんなんだから「あ、あの、なのはちゃん? ど、どうしたのかな・・・?」すずかが困惑してるじゃない。
「アリサちゃん。正直に答えてほしいんだけど、いいかな?」
「な、なによ・・・」
「・・・テスタメントちゃんって知ってる?」
「「テスタメントちゃん??」」
いきなり知らない名前が出て来て、すずかと2人で首を傾げて訊き返す。とりあえず「知らないわ」って答える。ていうか、テスタメントって人の名前じゃないでしょ。だとしたらどっかのペットの名前? なのはに「そのテスタメントっていうのがどうしたのよ」訊き返してみる。
「あ、ううん。知らないんならいいんだ。ご、ごめんね。変なこと訊いて」
「「???」」
するとなのはは話を切り上げて、いそいそと服を脱ぎ始めたから、あたし達も服を脱ぎ始める。一体なんなのかしら。さっきのなのはの様子からしてかなり重要な名前みたいだけど。
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