暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic8-A神は言っている。魔法少女になる運命だと〜The FooL〜
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酷い、かな?』

『『でしょっ! なのはって良い子だね♪』』

『あ、ありがとう。う〜ん、私ってイタくて恥ずかしい存在なのかなぁ・・・?』

『そんなことはないと思うけど・・・』

なのは達がチラッとアリサさんの方を見る。アリサさんはそれに気付いて、「どうしたの? なのは」って気に掛けながらお吸い物(スープ)に手を出した。そうしたらセレネが『憤怒再燃』とか言い出して、僕やなのはとの念話を切った。2人はなのはの腕を伝っていく。
セレネは肩で止まって、エオスは頭の上まで登って止まる。絶対に何か企んでる。そう思って止めようとしたんだけど、すでに手遅れだった。あろうことかなのはの下唇に飛びついたセレネは下唇を下に引っ張って、エオスが頭の上から眉間を上に引っ張った。

「ぶふぅぅーーーーっ!?」

なのはの変な顔をまともに見ていたアリサさんが口に含んでいたスープを勢いよく噴射した。他にもなのはのご両親の士郎さんや桃子さん、お姉さんの美由希さんも「ぶふっ!?」と食べていたモノを吹き出しそうだったけど、なんとか耐えていた。運良く?見ていなかったお兄さんの恭弥さんやすずかさん達は状況が判らずに困惑中。

「げふっ、げほっ、ごほっごほっ。こ、コラぁぁぁ! セレネ、エオス! なんて事してくれてんのよ!」

怒鳴りながら立ち上ったアリサさんがセレネとエオスを確保しようとなのはに乗ってる2人に手を伸ばすけど、その身軽さにはついて行けずに取り逃がした。結局、アリサさんが疲労で折れるまで追いかけっこは続いて、温泉に入り直しに行く時に2人を捕獲。

「よくもあたしに恥をかかせてくれたわねぇ」

「アリサちゃん。いくらなんでも偶然だから、そんなに怒っちゃダメだよ」

「普通はそう思うでしょうね。でもね、すずか。コイツらはマジで頭良いのよ、人間みたいにね!!」

アリサさんの両手に鷲掴みにされてるセレネとエオスからは『あー、楽しかった♪』反省の声が無いけど、しょんぼり落ち込んでるポーズをしてるからこそ、すずかさんに優しくしてもらえてる。これは後で僕が叱っておかないとダメだ。ペリオさんを引き合いに出せば、簡単に反省させられるはず。




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