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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第八話
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ますって言っただけなのに」
「あはは……」
これにははやても笑うしかなかった。ただそれでも竜二の下着をとってくる辺り、まさに嫁さん状態と言えるだろうか。
夕食を済ませた後、さぁてと話を切り出したのは竜二。
「例の計画の件やけど、とりあえずなのはちゃんとフェイトちゃんをこちらに引き込む事には成功した。問題は管理局の連中がどう出てくるかやわ」
「なるほど。まぁ奴らには、最悪例の組織の相手をしてもらえればいいからな」
「というかそうしてくれるのがありがたい。撃退、もしくは逮捕してくれれば文句はないわ」
「文句ないて、ずいぶん上から目線やなぁ兄ちゃん……」
力を借りる側の人間の言い方ではないだろうとはやてがたしなめるが、竜二に火をつけただけだった。
「俺もできればあんな得体の知れん組織の力なんぞ借りたないわ。でもまぁ派手に事起こした後でバレてゴタゴタ言われるよりは、言ってから起こした方がマシやろ」
「それはそうやけど、私が言ってるのはそういうことやなくて……」
「今はンなことどうでもええねん。とりあえず決戦はサマフェス後、どこにするかは具体的には決めてないが、あの子らの予定がゴタゴタしてくる二学期までにはカタをつける」
「違う意味でゴタゴタしそうな気がするんやけど……」
「黙らっしゃい!」
「はーい」
些細な突っ込みを試みるも黙らされるはやて。さすがに口を尖らせるが、あきらめて引っ込んだ。一番被害をこうむっているはずなのにひどい扱いだとか言ってはいけない。
「さて、そんなわけで、彼女達が管理局にうまく言ってくれることをとりあえず期待しつつ、こっちはこっちで準備を進めていこうと思う」
「とはいっても、闇の書の侵食も収まっているし、魔力蒐集の件もほぼ問題はない。準備と言っても、空間転移くらいじゃないか?」
「もちろんそうや。でもどこでやるのか?転移先の座標は?」
「なるほど。しかしそれも問題ない。既に決定している」
「ならいいが……」
どこか釈然としないものを感じつつ、竜二はだったら今日はここまで、と締めくくった。
「あくまで今日のは業務連絡。いまさら何か変更しなければならなくなったことがあるわけでなし、当日はこれまで話し合ってきた手はずどおりに頼む」
『了解した』
「よし、今日は終わり。終わらせる時期が近づいてきてるから、各自気を緩めすぎないように」
そして竜二とアスカは食器をまとめていく。これに関しては誰がやるなどとは決まっていないので、必然的にその場で動いた者がすることになる。テレビの前でくつろいでいたり、自室に向かったりと、普段どおりの夜であった。そんな日常を過ごしつつ、決戦の日は近づいていく。
海鳴ロックフェスティバル、通称は海鳴フ
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