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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第八話
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なければ執務官殿もスルーしてるし、大丈夫なんじゃないですかね」
「目はつけられてそうやけどな」
「そりゃそうでしょうな」
魔法を使えるという時点で目をつけられてもおかしくない上、魔力値もずば抜けて高い。また地上戦闘に限るがその戦闘能力も低いわけではないときたら、万年人材不足である管理局からスカウトされてもおかしくない。そのはずがそういった話が来ないのは、竜二の気持ちや人となりを知ったクロノなりの思いがあるのだろうか。
「でもその後、もしはやてが何かの槍玉に挙げられたとしたら……?それだけのことをやらかした闇の書ですよ?被害者の団体とかもあるかもしれないし……」
「それはない。これまでのヴォルケンリッターの行動は知らんけど、はやての元で覚醒した後を見る限り、あいつらが何か悪いことをしたようには見えん。はやてが何かの罪に問われるなんてことは流石にないはずや」
「なら、いいんですが……」
「まぁあいつのことやから、これまでやらかしてきた人間の罪を全部自分がかぶるとか生ぬるいこと言いそうやけどな」
「それはそれでどうなんでしょう……」
「さぁな。そんなん言い出したら止めるけど」
「ですよね」
「当たり前じゃい」
自分に関わりのない人間の責任まで見れる余裕なんて人間にはない。そもそも、そんなことなどおこがましいことであり、誰も望んでいない。ただの自己満足でしかないと竜二は思っている。まだ誰にも言ってないが。
「さて、話はまとまったな。とりあえず管理局には、闇の書は俺らが握っている以上俺らでケリをつけること、それとさっき言った妙な連中がいることを伝えておいてくれ。もし連中のデータがいるんならアスカにサルベージさせるから」
「あるんですか?」
「あいつあれでもデバイスやで?戦闘データのバックアップくらいとらしてるわ。いつどこでなんの役に立つかわからんからな。そんじゃ、注文するか」
「えーと……」
竜二の一声で空気が緩み、メニューを覗き込む一同。むしろここまで注文していなかったことを店員の誰も突っ込んでこなかったことに驚くべきだろうか。
それから竜二はなのは達を直人に任せてアスカとともに離脱して帰ってきた。まぁ彼女達を送ることがなければ、アスカもいない以上彼は一人で帰ることになるわけだが。
「ただいまー」
「おかえりなさい、竜二さん」
「おう」
時刻は夜7時。八神家がちょうど夕食の準備をしようか、といったタイミングである。
「ご飯どうします?」
「食う。先シャワー浴びてからやけど」
「わかりました」
出迎えたシャマルに一言告げて、竜二が風呂へと入っていった。それを見てすぐさまアスカが突貫するが、見事にたたき出されたらしくしょげている。
「うぅ、お背中お流しし
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