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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第八話
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ロ負けして少し憔悴した表情の竜二とホクホク顔の三人。
「やっぱあのアセンであのマップはきつかったなぁ……」
「先輩、途中から凸あきらめてましたよね」
「無理やてお前らにあんだけ押し込まれたら。おかげで貢献と戦闘ポイトンウマウマできたけどな」
「お疲れ様でした、皆さん。私はやらないんでまったくわかりませんけど」
「アスカさんや、主の戦闘スタイルの元になってんねんからやっといたほうがサポートしやすいんちゃうの?思考の先行入力とかさ」
「ていうか、なんでなのはちゃんとフェイトちゃんがこのゲーム強いの?小学生の女の子がやるようなゲームやないはずなんやけど……金もかかるし」
「あはは……私のお金はお店のお手伝いですから」
「翠屋の売り上げ恐るべしやな……まぁ俺らも貢献してるけど」
ちなみに、今回の竜二のスコアは負けはしたものの総合でトップだったらしい。二位は直人で、かなり僅差だとか。
「にゃはは……直人さんの影響で」
「とかいいつつ、竜二さんに模擬戦で勝ちたいからやないの?あの人の魔法戦闘の基礎はこれやねんし」
「はうう……ばれちゃいました」
「あはは……」
「それにしても、バージョンあがってからマジでエラいことになってるよなぁ……」
苦笑して答えるなのは。明言はしてないが、フェイトも乾いた笑いを漏らしたということは同じなのだろう。
「それに、もうすぐA1戦に参加できるし」
「そういや君らA3でしたね……」
「竜二さん確かS5ですよね?ヤバいっすよがんばらないと。追いつかれますよ」
「アホ。Sランの裁定がどんだけ厳しいかお前が知らんはずないやろ」
「だからこそですよ。俺ももうすぐSに上がるし」
「こんガキャ……」
などと話しつつ、各種ゲームを回っていく彼らだった。以外にもなのはたちはシューティングゲーム
に精通しているらしく、プレイを見ていた竜二と直人を震撼させたとか。
その後、近場の喫茶店に入る。時間帯を考えると、空いていたのは奇跡とも言える。
「さて、色々余韻に浸りたいところではあるんやが、さっさと今日呼び出した本題に入りたい」
「「はい」」
竜二の態度が真剣みを帯びたからか、自然と彼女達も真面目な表情となる。
「本題というのは他でもない。君たちの力を貸してほしい」
「やっぱり……おそらくそういう話だろうと思ってました」
「ほう?」
フェイトの一言に驚いたのか、竜二は相槌を打って先を促した。
「そもそも、話があるって時点でうすうす感づいてましたし、ここに来て『本題だ』なんていわれて気付かない方が間抜けですよね?」
「……まぁ確かに」
突っ込まれて苦笑を漏らす竜二だが、フェイトが先を促す。
「それで、何をしたらいいんですか?
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