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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第八話
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……いや、八神さん来てます?」
「竜二さんならさきほど……」
士郎がキッチンから動けないため、なのはの母である桃子が接客に向かう。彼女はやってきた直人を竜二の隣の席へと案内した。
「お待たせしました、先輩」
「おう。メシは?」
「これからです。桃子さん、俺モーニングセットをブラックで」
「かしこまりました」
桃子も伝票を直人の席に置くと、ホールに回る。今日の直人は、赤い半袖パーカーに黒のロングパンツ、白いスニーカー。重そうな青いショルダーバッグを足元に置いた。
「で、先輩。話ってなんです?」
「ああ。お前にも協力してほしいことができてな」
「……闇の書、ですか?」
「ああ」
最初から感付いていたらしい直人の対応にうなずいた竜二。
「ってことは、そろそろ決めるんですか?」
「ああ。できるだけ早くしたい。なのはちゃんたちにも、できれば協力を頼みたい」
「それはもう、管理局に全てバラすのも覚悟の上、ということですか?」
「ああ。はやての決断や」
「……そうですか。わかりました」
ため息一つつくと、ズボンのポケットから携帯を取り出して操作する。
「なのはちゃん達と一旦相談して、予定確認してからまた連絡します」
「助かる」
「いえ。あの子達も、はやてちゃんの心配はしてましたから」
「……そうか……あ、そういやここは禁煙だったっけ?」
たばこを取り出そうとして灰皿を探していたようだが、見つからなかったらしい。
「全席ですよ。吸うなら外で」
「はいはい。まぁええけどな。切れてたし」
「じゃあ何で今取り出したんですか?」
「あると思ってたんや……」
そこに桃子が注文の品を届けにきたため受け取った。空席もいくつか見受けられるほどカウンターに並んだ二人が黙り込んで食べているのは、ある意味シュールな絵面かも知れない。
そんなことがあって、起きてきたなのはに話を通してフェイトも誘い、アスカを形態で呼び出し、話もそこそこにまずはゲーセンへとやってきた。とりあえず面倒ごとの前に頭をスッキリさせたかったのかも知れない。
「防衛ライン薄いぞ!味方何やってんの!」
「ヒャッハァぶち抜きィ!」
「あーもう全員ベース戻れ!」
「行ける、勝てる!竜二さんに勝てる!」
「ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ……」
「このまま押し切る!」
「ちょ、これ以上コア攻撃通すな!とりあえず近いプラント盗られてるからって落とされる落とされるアッー!」
「もらったァァァァァアアアアアアアアアアアアア!」
「クッソォォォォォォォオオオオオオオオオオオオ!」
とりあえずこの場において竜二の味方はいなかったらしい。
しばらくして彼らは筐体を離れ、ボ
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