第二十六話 江田島へその十四
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うわ」
「そうなのね」
「ええ。私としてはね」
「里香ちゃんは?」
「御飯が楽しみなの」
それがだというのだ。
「何が出て来るかしらね」
「お好み焼きとか?」
琴乃はくすりと笑ってここでもこの料理の名前を出した。
「それとか?」
「お好み焼きね」
「うん、ホテルの御飯には出ないから}
「ちょっとないわね」
里香もくすりと笑って琴乃に返した。
「それはね」
「ないのね」
「ええ、多分牡蠣ね」
それだというのだ。
「それが出るわね」
「牡蠣ね」
「広島だから」
まさにそれに尽きた。
「まずは牡蠣よ」
「何かお約束ね」
「どういったお料理が出るかはわからないけれど」
牡蠣を使った料理も様々だ、だからそこまではわからない。
しかしそれでも牡蠣が出ることは間違いないというのだ。
「牡蠣ね」
「それもまた楽しみね。それじゃあ」
「ええ、まずはホテルにね」
行ってからだと話してそうしてだった。
五人も他の生徒達も顧問の先生達もホテルに向かった、合宿は本格的にはじまろうとしていた。
第二十六話 完
2013・3・7
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