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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第七十二話】
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―と同時に、さっき言っていた言葉の【意味】を理解し、頭の芯まで熱が上がるように体温が上昇した――。


「……っ!?な、なにやってるんだよシャルル…っ」


ジャージの上からでもわかるぐらいに手の甲には女の子の乳房の柔らかさが伝わってくる。

色んな意味でも今、非常にまずい――理性的に持たない。


「……ヒルト……」


熱っぽく、頬は上気し、潤んだ瞳で俺を見つめてくるシャルルに、俺の胸の鼓動は更に加速していく。


「だ、ダメだって…シャルル…っ」

「……何がダメなの…?」

「だ、だから……その…こ、こんな風に流されてそういう事するのはダメだ…っ」


理性が崩壊する前に何とかシャルルを説得しようと試みる。


「し、シャルルの事は嫌いじゃないぞ?――そ、その…こういう事はシャルル自身もちゃんと好きな人にだけするようにしないと……っ」

「………………」


そう伝えると、胸に抱いていた右手を解放するシャルル。

――だがまだシャルルは跨がったままで…。


「……ヒルト、訊いてもいい?」

「……?あ、あぁ。答えられる内容なら答えるぞ…?」

「……僕の事…ヒルトは女の子として意識してる…?」

「あ、当たり前だろっ!じゃなきゃ、毎日寝不足に何かならないって!」


――実際、最近俺はまともに眠れていない。

女の子が隣に寝ていると考えるだけで疲れていてもまったく眠れなくなるからだ。

――まだ俺は、女の子が隣に寝てて平気で寝起き出来るほど人間出来てはいない。



「あ……だ、だから最近欠伸ばかりしてたんだ…。――ごめんね…僕のせい――」

「い、いや、シャルルのせいじゃないって!――だから気にするなよ?」


そう言い、身体を起こしてシャルルの頭を撫でるとそれが気持ちいいのか目をつぶって――。


「ん……。えへへ、ヒルト…ありがとう」


――と、さっきまでのシャルルと違い、いつものシャルルの笑顔がそこにあった。

……さっきのシャルルも嫌ではないが、さ…流石に流れに流されてそういう事するのはダメだしな…うん。

――正直、結構後悔してはいるが。



「さ、さて、そろそろ寝るか?――シャルル、いつまでも跨がられてると、色々気になって寝れなくなるからそろそろ……」

「…っ!?ご、ごめんヒルトっ!」


跳び跳ねるように俺から離れたシャルル。

そして――改めて指摘され、またまた面白いように顔が真っ赤になるシャルルを見ると、自然と笑みが溢れた。


「はははっ、シャルルって色んな表情持ってるんだな」

「も、もぅっ!笑うなんて酷いよヒルト…」


軽く頬を膨らませるシャ
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