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インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才
死神が去る日 前編
[1]
後書き
[2]
次話
「こんなんでいいか。」
俺は書き終えた手紙を机の上に置いて床に倒れた。
(父さん達には悪い事するなぁ。)
と、思って左手のほうを見ると月明かりで輝いている中指にある黒と金に輝く指輪がある。
(これが全ての始まりか)
俺は今日ある計画のために仲間と家を出ることにしている。刀奈達は絶対に止めるだろから夜中に出て行くつもりだ。机に置いてある携帯が鳴り初めた。
『真理 俺だ。』
電話の相手は鬼灯満月さん、俺と一緒に出て行く仲間の一人で年は俺のひとつ上だ。そして、俺と同じ「更識四天王」のメンバーだ。
『どうしました満月さん。』
『お前は準備が終わったのか?』
『まぁ、終わってますけど。何かありましたか?』
『いや、俺も水月も準備が終わったからな。お前も終わったのなら早めに出た方がいいんじゃないか?』
確かに、早めに出て損は無い。ちなみに水月とは満月さんの弟でもう一人の仲間だ。
『そうですね。後50分ありますけど。なら打合せどうり地蔵の前の松の木に30分後に集合にしましょう。水月にも伝えて下さい。』
『分かった。』
電話を切ると、携帯をポケットに入れ、荷物を持って部屋を出て、門に行こうすると、
「兄さん。」
振り返ると、そこには俺の妹の天緋(あまひ)が寝間着姿で立っていた。
「やっぱり行くんだ。」
「当たり前だ。俺は自分で決めた道を進む。俺を止める気か?天緋。」
俺が殺気を込めて言うと、
「まさか。止めないけど。」
と、普通に返してきた。
「いや、普通は『兄さんは私がここで止める』って言う所だろ!』
「しないよ。だって面倒くさいもん。」
『面倒くさい』とゆう単語に俺はショックを受け、廊下に膝を付けた。
「面倒くさいは、冗談だから。ショックを受けないで。」
「冗談じゃないなら言うなよ!」
「アハハ。ごめんごめん、これ餞別にあげるから。」
天緋が出したのはお守りだった。
「成功祈願にこのお守りをあげます。今の時代、男の人はあまり使ってくれないから。」
そう、今の時代はISのせいで女=偉い 男=グズとゆうふうしゅうになっている。
「心配するな、俺が造ったISは、男でも乗れる。Is委員会も黙っていないだろう。それに、もう時間だ。俺は行く。天緋、父さん達を任せた。」
「うん、分かった。行ってらっしゃい。」
「ああ、行ってくる。」
俺はお守りをバックに付けて、靴に履き替え門に走って扉を開けて、外に出た。
「二人を待たせるワケに行けないな。」
俺は地蔵の松の木まで走った。
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