弐号機来訪? 少女が知る死の怖さ 後編
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姿勢!!くっそ出鱈目だ!!」
弐号機は轟音を立てながらOTR(オーバー・ザー・レインボー)に着艦した。艦は大きく傾きながらも何とか水平を保ちながら、浮いていた。その代わり、甲板にあった戦闘機やらが大量に海に没したが。甲板もなんとか陥没しなかったが、大きく凹んでしまっている。これでは
甲板を交換しない限り、艦載機の離発着は出来なってしまった。この時点でOTRの空母としての機能は無効化されてしまった。
「艦内の被害状況は!?」
「ふ、負傷者は出ていますが死者は0です!艦もなんとか損傷はありません!!」
スティーブにとってそれは不幸中の幸いともいえる報告であったが、その前に踏み台されてしまった艦の負傷者や死者の事で、喜べなかった。スティーブは悔しさで顔をしかめるが、その時、使徒がOTRに接近してきた。弐号機は電源ソケットを繋げて、外部電源に切り替わっていたが、此処からどうやって戦う気なのか。まさか使途を艦の上で受け止めて戦う気ではなかろうか。
その時、OTRに接近していた使徒が大きく吹き飛ばされ、OTRの前方100m程の距離を中に浮かび、飛んで海に没した。スティーブは何が起きたが解らなかったが、目の前に弐号機ではない巨大な機体がOTRを守るよう陣取っていた。
そしてスティーブにとって天の救いの通信が入った。
『待たせて申し訳なかったな艦長、これよりグライナルリーゼズ所有の機動兵器【グルンガスト一式】【アビス】が貴殿ら艦隊を全力で守り、使途を殲滅する!』
「グルンガスト・・・」
スティーブはブリッジクルーと共に目の前で艦を守るように仁王立ちしている巨人を見る。エヴァよりも巨大で機械的な外見と若干派手なオレンジでカラーリングされた巨人。その巨人を見た時、クルー全員に希望が溢れ上がり、雄たけびを上げた
海中では潜水艇型に変形したアビスが使徒を追跡していた。アビスは頭部を覆う形で密着しているシールドに内蔵されている発射口から高速誘導魚雷を発射した。4発の魚雷は凄まじい速度で使徒に追いつき、2発はATフィールドに直撃しながらもフィールドを砕き、残った2発
は使徒の本体に直撃し、使徒は来るしながらOTR近くの海上に顔を出す。弐号機は何を血迷ったか再び跳躍し、使徒に飛び乗った。そのあまりの行動にグルンガストのパイロットのミゲルははぁあ!?っと声を上げてしまった。
「何考えてんだよ弐号機のパイロットは!?」
ミゲルが驚いていると弐号機は使徒に馬乗りした上で、肩からプログナイフを引き抜き使徒に向けて突き刺そうとするが、ATフィールドにあっさりと防がれてしまった。どうして馬乗りで着ているのにARフィールドで弾かれるのか・・・。そして、弐号機は海上で暴れる使徒にしがみ付こうとするが、あっさりと振り解かれてしまい、空中に
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