弐号機来訪? 少女が知る死の怖さ 後編
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ませんよ。こちらは元々貴方方艦隊の護衛を頼まれているんです。ではこちらから取って置きを出撃させます。それまで少し踏ん張って下さい』
「了解しました!!」
そう言って通信は切られた。スティーブ少将か闇夜に向けて感謝しながら二号機を睨みつけた。そして思考を巡らせる。その間にも空気を読まない無能は日本語で喋り続けていた。
「これは明らかに使徒による攻撃ですよねぇ〜」
「(しかしどうする気だ?電源ソケットは此の艦にあるのだぞ?オスローから本艦まではそれなりに距離がある・・・ま、まさか!?)オスローと本艦までいくつの艦が存在する!?」
「はっ!?す、少しお待ちを・・・駆逐艦、巡洋艦などを含めて11隻です!」
「直ぐにその11隻に対ショック準備をさせろ!!弐号機が本艦まで来る手は一つしかない!艦を踏み台にして来るに違いない!指示をいそげぇ!!さもないと、着地の衝撃で死傷者がでかねんぞ!!」
通信兵ははっはい!っと言って大急ぎで通信を始めた。オスローとオーバー・ザ・レインボーの間の距離はかなりある。しかも弐号機は内部電源で稼動している。それが切れるまでに艦を寄せて、電源ソケットまである艦まで運ぶには時間が足りなすぎる。何時使徒がオスローを沈めるか解らない、ならどうやって弐号機は電源ソケットまで辿り着くつもりか?それは艦を踏み台にして此処まで来るしかないとスティーブは考えた。
「あんたら私を無視するんじゃないわよ〜!!!使徒の事についてはネルフに優先順位があるのよ〜!!?」
ミサトがぎゃ〜ぎゃ〜騒いでる際に、弐号機は完全起動しジャンプする様な体勢になっていた。それを見ていた副長は弐号機の先にある護衛艦に気付き、顔を青くした。
「に、弐号機が跳躍します!あの方向には護衛艦が!!」
「くっ!!対ショックの指示を急げぇ!!それと電源ソケットを用意しろ!本艦まで来て電源が切れて動けなくなってお荷物なっては邪魔だ!!」
スティーブは焦りながらも冷静に指示を飛ばす。一人でも多くの同士を死なせまいと最大限の努力をしている。だがその努力を裏切りように弐号機は跳躍し、護衛艦に着艦した。しかも、跳躍の反動を受けてオスローは亀裂が入り、浸水していた。もはや沈没するもの時間の問題だろう。弐号機はそんな事お構い無しに護衛艦に膝を丸めてショックを殺して着地した。だが殺したショックはあくまで弐号機が受けるショックだ。護衛艦は着地のショックで大きく傾き、更には衝撃で怪我人や、死者まで出ていた。対ショックの指示をしてこれである。もしも指示が出ていなかったらもっと多くの死者が出ていただろう。そして弐号機は次々と護衛艦、巡洋艦、駆逐艦を踏み台にして、電源ソケットへと接近していた。艦の被害などお構い無しに。
「弐号機!本艦へ来ます!!」
「総員対ショック
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