弐号機来訪? 少女が知る死の怖さ 後編
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2秒後に主モニターに格納庫と通信が繋がり、そこにはパイロットを纏ったアウルが居た。
「アウル、あちらさんが動き始めた。そろそろ発進準備を整えろ。アビス出撃だ」
『了解!!暴れるぞ〜!!!』
アウルは敬礼をした後、嬉しそうな声を上げながら腕をぐるぐると回す。それを見た闇夜は苦笑してからモニターを切って貰った。そして
「さあ天使よ、俺達が相手になってやるぞ」
オーバー・ザーレインボー ブリッジ
ブリッジ内では激しい怒声にも似た声での指示が飛び交っていた。いきなり現れた使徒。その対応に追われていたのだ、しかも相手は海中を泳ぐ魚型の使徒でそのスピードは凄まじく速い。それをなんとか撃破しようと各艦は懸命に砲撃を加えていたが、全ての攻撃があたるわけも泣く虚しく海面を撃ちつける。多少の攻撃は当たってはいるが、全て使徒が張っているATフィールドによって無力化されていた。駆逐艦や巡洋艦などが被害を受けているがイージス艦の砲撃によって使途の注意が反れたためになんとか撃沈は免れている。
「くっそ!なんて化け物だ、これだけの砲撃を浴びせてもピンピンしているとは・・・!」
「艦長!大変です!弐号機が!」
双眼鏡を覗いていた副長が慌てて指を刺しながら叫ぶ。スティーブはその方向を見ると、弐号機を積んでいたオスローから赤い機体が動いているのが見えた。
「いかん! 起動中止だ。元に戻せ!あんな所で動かしてどうするつもりだ!?弐号機と通信を繋げ!!」
「駄目です。通信がつながりません!!」
「ええい!ならば八雲少将に繋げろ!このような事が起きては、彼らに頼る他ないぞ!!」
「了解しました!!」
通信担当の兵は大慌てでリーゼズのイージス艦に通信を繋ごうとする。その間にも使徒は歓待に襲い掛かるが、イージス艦の大火力の主砲によって進路が反れて駆逐艦の真横に落ちた。その間にも慌しい指示が飛び交い、使徒に対する抵抗が続くが、そんな慌しい中へまるでタイミングを見計らったのように、場違いな奴が現れた。葛城 ミサト無能作戦部長であった。
「ども〜、ネルフです〜。敵に対する明確な情報と対処法はいかがですか〜♪」
っと、何故か通じもしない日本語でブリッジに顔を出す。闇夜達は英語で会話していた為に会話は成立していたが、ブリッジ内には日本語に精通したクルーは居ない。それはミサトも承知している筈なのに日本語、挑発でもするかのように。
「通信繋がりました!」
『此方八雲だ』
「八雲少将、此方の弐号機が勝手に稼動を始めてしまいました!ですが弐号機は陸戦装備でそれに加え、現在は電力供給も無しで内部電源で動いてる状況です!恥を忍んで申し入れます!
どうか使徒殲滅の為にお力を添えを願います!!」
『そのような事の為に貴方が願う事などあり
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