暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第20話 やっぱ鍛冶でしょう
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金髪緑目の女性を指しました。女性は「セレナです」と言って、頭を軽く下げました。続いてガストンは、隣に居た金髪碧眼の男の子の頭にポンと手を載せました。

「それでこいつが、ジャック。今年で9歳になる。メイジとしては、土のドットだ」

 ジャックは、軽く頭を下げながら「よろしく」と言いました。

 続いて、赤髪で褐色の肌の男が喋り始めました。細く見えますが、以外にがっしりした体格をしていますね。

「僕はポール。火のラインなんだ。妻のレジーヌと長男のピーターに長女のポーラだよ」

 一度に紹介され、緑髪碧眼の女性・緑髪茶目の男の子・赤髪茶目の女の子の順番で軽く頭を下げました。肌が褐色なのは、ポールさんだけです。

「ピーターは8歳で火のドット。で、ポーラは5歳でまだ魔法を教えていないんだよ」

 ポールさんは、にこやかに微笑んでいました。早速職場を案内したいのですが、大荷物を持っているのでそうも行きません。

「では、いったん住居によって荷物を置きましょう。」

 住居に案内すると、全員感嘆の声を上げました。流民の対処の為に建てた家は、元々一軒で10余人収容する大きさがあります。それを全面改装したのですから、それも仕方が無いでしょう。メイジには形式的な意味しかありませんが、ガストンさんとポールさんに家の鍵を渡しました。

「では、荷物を置いて来てください。次は職場に案内します」

 少し待つと、家の鍵を閉めて全員が出て来ました。どうやら新しい職場に、全員興味がある様です。私は全員を連れて、鍛冶場に案内します。

「先ずはガストンさんの職場です。ガストンさんには砂鉄とこの黒い粉を材料にして、《錬金》で鋼を作ってもらいます」

 ガストンさんから“不可能だ!!”と言う目で見られました。私は全員の目の前で、砂鉄100に対して黒い粉(炭素の粉)を1混ぜて《錬金》で鋼を作って見せました。鋼のインゴットをガストンさんに渡すと、ディティクト・マジック《探知》を使います。その後、何故か凹んでいました。

「詳しい話は後日します。次はポールさんの職場です」

 全員を炭焼き小屋に連れて行きます。目の前にある大きな釜に、全員が「何これ?」と言う目を向けています。

「こちらも詳しい話は、後日と言う事になります。簡単に言うと、この窯に木を詰め込んで燃やしてもらいます。そして中の火力を調整してもらい、炭を作ってもらいます」

 私は父上と一緒に作った、試作品の炭を一欠片出しました。全員の目が“何故今更こんな物を”と言っています。

「一昔前の燃料ですが、この炭を使い鍛剣を作るのが目的です」

 私はそう説明すると、最後に保管庫を見せ職場の案内は終了です。

「ガストンさんが作った鋼を、ポールさんが作った炭を
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