暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第20話 やっぱ鍛冶でしょう
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この状況で味方が減るのは勘弁してほしいので、モンモランシ伯に接触しNGワード『歩くな。床が濡れる』を言わないように、それと無く忠告しようと準備を始めました。しかし、残念ながら間に合いませんでした。干拓は見事に失敗し、王家に不評を買い精霊との交渉役も降ろされてしまいます。当然、ラグドリアン湖周辺の領地も没収されてしまいました。干拓に投資していた莫大な資金も、露と消えてしまします。お陰さまでモンモランシ伯爵は借金王です。(貴族なのに王様とは是如何に)
こうなってしまうと、こちらも下手に手を出せない状況になってしまいました。ドリュアス家が独力で戦い、勝てる相手ではないからです。
ドリュアス家にとって唯一幸運だったのは、リッシュモンが保身に走った事です。黙っていても大量の賄賂が転がり込んでくる立場なので、態々危険を冒してドリュアス家を排除する必要が無かったのです。
この状況を鑑みて、ドリュアス家家族会議が開かれました。結果は向こうがボロを出すか、情勢が動くまで力を蓄える事になりました。ハッキリ言って悔しいです。
力を蓄えると言っても、現在のドリュアス領では何とか赤字を出さないだけで精いっぱいの状況です。多少時間が経てば、旧クールーズ領の収入が安定し多少の黒字が見込めます。しかしこれも焼け石に水でしょう。これを脱出するには、魔の森を如何にかするしかありません。
そこで私は父上と相談して、魔の森調査に乗り出す事にしたのです。
父上は当然の様に、危険だと反対しました。父上だけでなく、母上やディーネにアナスタシアまで反対して来ました。
結局私は、魔の森に立ち入る許可は下りませんでした。ですが、私も食らい下がった甲斐が有りました。資料の管理と調査に口出しする権利を勝ち取ったのです。
それから私は魔の森に関する膨大な資料と、睨めっこをする生活が始まりました。
時は流れ
2月
(
ハガルの月
)
に入り、鍛冶場の人材が入って来ました。どうやら家族で、こちらに住み着く様です。家についてですが、流民の対処をする時に建てた家を流用しました。職場まで徒歩5分です。
さて、いよいよ初顔見せです。鍛冶場の従業員になるので、実質私直属の部下になります。
「始めまして。私がギルバート・ド・ドリュアスです。私が形式上の上司になります。よろしくお願いします」
皆さん唖然としていました。流石にこんな子供が上司では、不安になるなと言う方が無理でしょう。だからと言って、はいさようならと言う訳には行きません。取りあえず自己紹介をしてもらいました。
先ず最初に金髪碧眼の男が名乗りました。なかなかの筋肉で、無骨な感じがします。
「俺はガストン。土のラインだ。こっちが妻のセレナだ」
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