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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第20話 やっぱ鍛冶でしょう
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た。(母上からすれば、敵を撃ってくれたんじゃなかったの? と、言ったところです)父上はそれに気付き「ギルバートの話を最後まで聞こう」と、母上を説得しました。その言葉に母上は、とりあえず納得した様です。
私は先ずリッシュモンが、ペドロを保護していた事を話しました。そして、ヴァリエール公爵家に居たギョームについて話し、コイツをリッシュモンがお抱えにしていた事も話しました。この段階で、この3人が繋がっている可能性は、ディーネやアナスタシアも察する事が出来た様です。
そして、この3人が繋がっていた場合、想定される役割分担を説明します。
リッシュモン
他の2人の雇い主。ペドロから情報を買い、ギョームから暗殺用の秘薬を買う。情報をもとに、証拠隠滅やライバルの動向を知る。ライバルを蹴落としたり暗殺する等して立場を確立する。立場を利用して賄賂等で金を儲ける。
ペドロ
リッシュモンより金銭を受け取り、商品を下級貴族に格安で品物を売る。これにより、下級貴族と懇意になり情報を引き出す。引き出した情報を、リッシュモンに売る。
ギョーム
暗殺用秘薬の調合研究と人体実験。
私はここまでの話を、一気に説明しました。説明が終わっても、暫くの間はみんな無言でした。
「証拠はありませんが、リッシュモンがペドロを保護しギョームをお抱えにしていたのは、ヴァリエール公爵が確認しています。また、例の秘薬を売ったのはペドロです。そしてダングルテールの大虐殺は、疫病拡大阻止に見せかけた新教徒狩りです。これで疑うなと言う方が無理です」
ちなみにダングルテールの虐殺に関しては、父上にお願いし調べてもらい首謀者がリッシュモンである事と、新教徒狩りである事が確定しています。(魔の森調査官の肩書が役に立ちました。権力って素晴らしいです)
原作知識があれば、このような調査は必要無いのですが、原作知識を過信して失敗しては泣くに泣けません。ちなみに原作知識の存在は、家族内に全く話していません。ダングルテールの調査も、私が無理にお願いしただけです。父上と母上も私がまだ何か隠していると知っていて、何も聞かずにいてくれます。
私はこの事に、後ろめたさを感じていました。そう言った意味では、今私に一番近い存在はカトレアになるのでしょう。(これでカトレアに側にいてほしいと思うのは、……最低ですね)
父上と母上は私が黙ってしまうと、過去の経緯(主にペドロの秘薬と、死んでしまった長女の話)をディーネとアナスタシアに話し始めました。話が終わった時の反応は対照的でした。ディーネは完全にフラットな表情になり、ボソッと一言「だからブリミル教徒は」と呟いていました。(今回は、ブリミル教徒云々は関係ないと思います)アナスタシアは、顔を真っ赤にして怒っていまし
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