暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0227話
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がブルーコスモスだったフレイの三角関係か。まさにガンダムSEEDの世界を凝縮させたような関係だな。
 チラリと通信モニタに映っているラクスへと視線を向けてから口を開く。

「この4日の間にも何度か話したが、一応最終確認だ。まずトリニティゲインでヤキン・ドゥーエへと転移する。その後、俺はグロウセイヴァーへと乗り換え、T-LINKシステムを使ってミラージュコロイドを用いて隠れていると思われるジェネシスを見つけ出す。その後は、まず最初に一次反射ミラーへと移動。内部に人がいるかどうかを確認して、いるようなら脱出ポッドか何かに入れて放り出した後に俺の空間倉庫に格納する。それで取りあえずの安全を確保したら次はジェネシス本体に移動し、これも一次反射ミラーと同様に作業員やオペレーター、軍人等を強制的に脱出させてから空間倉庫へと格納。俺がジェネシスに掛かりきりになっている間は、ヤキン・ドゥーエの戦力をなるべく減らしておいてくれ。その際の指揮に関してはコーネリアに任せる」

 俺の言葉に、全員が頷くのを確認して再び口を開く。

「ジェネシスを確保した後は、本格的にヤキン・ドゥーエの攻略に取り掛かる事になる。尚、ヤキン・ドゥーエにはアイリーン・カナーバがクライン派の兵士と共に潜んでいて、タイミングを合わせてパトリック・ザラを確保してくれる手筈になっている。クライン派の兵士が操っている機体は俺達に攻撃を仕掛けてこないので、攻撃を仕掛けて来る機体相手には特に手加減をしなくても構わない。俺達の仕事はヤキン・ドゥーエにいるタカ派の戦力を削ってクライン派のクーデターを成功させる援護射撃だ」

 攻撃を仕掛けて来る相手に手加減をする必要はないという所でラクスが悲しそうな顔をしたが、残念ながらその辺は諦めて貰うしかない。

「何か質問は?」

 そう尋ねるも、誰も声を上げる者はいない。

「このくだらない戦争を終わらせる為の最後の戦いだ。……そうそう、この戦いが終わったら、ここにいる全員をホワイトスターに招待する事を約束しよう。戦勝パーティはホワイトスターでやるからな」

 公式的な戦勝パーティはオーブでやるのだろうが、実際に戦ったここにいる面子だけでパーティを開くくらいは構わないだろう。

「……じゃあ始めるぞ。システムXN起動。転移座標入力、転移フィールド生成開始」

 システムXNを起動し、光の繭のような転移フィールドが作り出される。その光の繭はトリニティゲインを包み、アークエンジェルを包み、続いてクサナギやエターナルを包み込む。さすがにオリジナルのアギュイエウスだけあってグロウセイヴァーに積んでいる量産型とは違い、転移フィールドの生成速度がかなり速い。

「転移フィールド生成完了……転移!」

 その言葉と同時にアギュイエウスが起動し…
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