第4章:モンバーバラの姉妹は狼と行く
第12話:俺、インテリなんッスよ!
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、多分オーリンによって殴り倒された兵士2名と、パジャマ姿で震える大臣……それと玉座らしき椅子にふんぞり返る男の姿が目にはいる。
どうやらここが玉座の間らしいが……
「ほぅ……筋肉馬鹿なオーリン先輩とエドガンの娘達ではないか!? 私が見逃してやったのに殺されに来たのか?」
あの男がバルザックらしい……
しかし何で玉座に座っているんだ?
「バルザック! 覚悟しなさい……父さんの敵、この場で討ってやるんだから!」
「口を慎め卑しき者共よ! 私はバルザック……キングレオの王、バルザック様だぞ!」
「何を言ってやがる! キサマがキングレオの王になれる訳ないだろう!」
「ふふふ……脳味噌まで筋肉のお前には理解出来まい。エドガンが見つけだした“進化の秘宝”により、私は強さを手に入れたのだ。そしてこの国の王として、今現在君臨している! ふはははは、エドガンも愚かよ。進化の秘宝を封印しようとしなければ、私に殺される事もなかっただろうにな!」
まだ解らん!
何故に強さを得ただけで、一国の王になれるんだ?
それに“進化の秘宝”で強くなるって……どういう事?
「ゆ、許さない! そんな理由で父さんを殺したの!? お、お前なんか殺してやる……イオ!」
“ドカーン!”という音と共に玉座に座るバルザック目掛けマーニャさんのイオが炸裂する。
考え無しの魔法の為、辺り一帯を煙が舞い、敵の姿を目視出来ない。
「くっくっくっ……進化した私の恐ろしさを、どうやら味わいたいらしい。良かろう、王となったバルザック様の力、キサマらの身体に教え込んでやるわ!」
煙が晴れたと同時に現れたのは醜く凶悪そうな姿に変身したバルザックだった。
……つか、多分バルザックだろう。
だって変身した所は見てないけど玉座の前に佇んでいるし、同一人物だと思うよ。
少なくとも声は同じだからね。
「偉そうな事言って……私のイオで既にダメージを負っているじゃない! アンタなんか簡単に倒しちゃうんだから!」
そうなのだ、先程のイオで既に深手を負っている化け物バルザック。
あんまり強くはなさそうだ。
「くっくっくっ……この程度の傷など何でもないわ! ベホマ」
あ、ヤバイぞコレは……
よりによってベホマを使ってきた。
速攻で倒さないと危険な状況になっちゃうな。
「くらえ、ギラ!」
「「きゃぁ!」」
今度はギラを使ってきた。
厄介だな……しょうがないから俺も出張るか! ……っとその前に、
「ベホマラー」
「「「「え!?」」」」
俺はギラでダメージを負ったみんなの傷を瞬時に癒し身構える。
「凄い……こんな高位魔法まで使えるなんて……」
「言ったでしょミネアさん。俺は魔法を専行しているの! 魔法での戦いだったら、そう
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