種族魔法使いと職業魔法使い
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ね。若しくは、それが相手の味だと思ったりとか」
「なるほどだな。勉強になりましたわよ。――チェック」
魔理沙が推し進めた駒を見て溜息をつく。確かに私のキングに王手がかけられている。だが
「キングでチェックをかける人がどこにいるのよ……ルール違反よ」
「私の王はいつでも全力全開なのさ」
そう言って魔理沙は立ち上がる。いつの間にかそのバッグには本が突っ込まれているのにパチュリーは気づく。その視線に魔理沙も気づきつつ箒にまたがる。魔力がこもり、いつでも飛び出せる状態になる。
「何してるの。帰るなら帰りなさい」
「……何も言わないのか? 取り返そうとして魔法を打つとか」
「魔力で守ってあるとはいえ、ここですれば本が散らばるわ。今更よ」
「そりゃ珍しい。今日は怒らないんだな。最初は怒り顔だったのに」
「怒る?」
そう言って、パチュリーはワラった。
「安心しなさい。そんなことしないわ。だって私とあなたの仲じゃない」
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