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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第21話 ロストロギア防衛戦
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ある程度渡り合えた。後は柔軟な発想と人間に近い柔軟な動き。やはりまだまだ課題は多い。それに………」
更に操作して違う映像を映し出す。
「最強の盾も欲しい所だ………」
その映像には加奈のデバイス、エタナドの詳細データが写っていた………
「スカさんどうだ?」
「私としても普通に他人とは思えないね………この映像から見ると、戦い方、口調、魔法、本人確率は60%と出ている」
「それでも60%………」
その日の深夜………
スカリエッティのラボに2人の男の姿があった。
零治と部屋の主、スカリエッティである。
今日のバルトとの戦闘映像を見ながら話していた。
「60%はどちらかと言えば真似すれば出る数字だね、これくらいでは同一人物であるとは言えない」
「そうですか………」
「ただ、私もこのバルト・ベルバインはバルトマン・ゲーハルト本人だと思うね」
「スカさんもそうか………」
「零治君は違うのかい?」
「はい、俺はどうしてもバルトマンと比べたら違和感があって………」
そう言って映像をじっと見つめる零治。
「………取り敢えず今日は休みなさい。私の方でもこれから少し詳しく調べていこうと思う」
「済みませんお願いします」
そう言って零治はスカリエッティのラボを出ていった。
(バルト・ベルバイン………アンタは何者なんだ………)
そんな零治の疑問に答える者はいなかった………
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