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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第21話 ロストロギア防衛戦
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何度も言わせるな」
「何を言ってんねん!!!1人に勝手な事されたら全てがおかしくなる!!!今は部隊の一員なんやで!!!」
「だから何だ?俺は別に入りたいと思って入った訳じゃない。それに俺がこういう性格なのはなのはを通じてある程度分かっていた筈だ。それなのに何の手立てもしていないお前もどうかと思うぞ」
「ふざけんなや!!!例え、自分の意思とは関係無くても組織に入った以上、最低限守る事くらい分かるやろ!!!!そんなんも守れへんのかバルトさんは!!!!」

はやての怒りは留まる所を知らない。
いつものお気楽な姿は全く無く、バルトを睨んで視線を外さない。

そんなはやての様子にもバルトは動じる事は無く、いつもと変わらずにはやてと話していた。

「それに私言った筈やで。あの黒の亡霊は敵じゃあらへんって」
「知らねえよ。俺は強い奴と戦いてえ!奴は俺が認めた好敵手だ!!」
「バルトさん、黒の亡霊を知ってるの?」
「………まあちょっとな」

フェイトの問いにいまいち煮え切らない答えを言うバルト。
そんなバルトの態度を不思議に思ったフェイトだったが再びはやてが口を開いたので取り敢えず頭のすみに追いやった。

「1人の身勝手な行動が皆を危険に晒すんや………バルトさんの行動はバルトさんだけに返ってくるわけやないんやで」
「なら俺を部隊から外せば良い。元々団体行動は苦手なんだよ」
「駄目や、バルトさんは外さへん。バルトさんにはちゃんとルールを守ってもらう」
「おい、俺の話を聞いていたか?」
「駄目ったら駄目や。バルトさんにはこの六課にいてもらう!!」
「お前な………」

頑なに態度を変えないはやてにバルトは深くため息を吐いて頭をかいた。

「はぁ………分かった、出来るだけ守るようにする」
「最後には必ず守ってもらうで」
「分かったよ。………ったく、入る前になのはから部隊長について詳しく聞いとくんだったぜ………」

最終的にバルトが折れるような形で話がつき、安堵するなのはとフェイト。
最悪、バルトが辞めるかもしれないとも思っていた2人にとって最高の終わり方だ。

「それじゃあ今日は解散や。また明日から訓練やからなのはちゃん、フェイトちゃんもしっかり頼むで」
「「はい!!」」

元気よく返事をする幼馴染みを見て、自然に笑みがこぼれるはやて。

「おいはやて」
「何やバルトさん?」

「一体何のロストロギアが奪われたんだ?」

そんなはやての顔が一瞬で真顔になった。

「………何の事や?」
「とぼけんな。あんな形で陽動する時間があったんだ、盗る位問題ないだろ」
「だ、だけど3両目には転移出来ないように結界も張ってあって万全じゃ………」

フェイトが恐る恐るそう言いながらはやてを見ると、はや
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