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ヘタリア大帝国
TURN68 連合軍の反撃その九
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クツは敵でしたが」
「今我々は枢軸にいますから」
 フランス妹とシャルロットも複雑な表情である。
「ドクツの敗北は望ましいことではありません」
「私もです」
「ドイツの奴もあっちの総統も星域返してくれるっていうしな」
 日本と宇垣が交渉でこのことを勝ち取っているのだ。
「だからな。今はドクツはな」
「はい、味方です」
「同じ枢軸となります」
「まあ。戦争してたら陣営変わるのってあるからな」
 フランスも言う。
「こういうこともあるにしても」
「負けていますから」
「それがどうも」
 しこりはあるのだ。マジノ線を破られたことは屈辱である、だがそれでもとなるのだった。
「しかし。ドクツ軍が負けますと」
「こちらにも連合軍が来ますね」
「そうなるな。昨日味方、まあ一応そうなるな」
 フランスは連合国の仲の悪さもふと思い出した。
「そいつ等と戦うのもな」
「いえ、お兄様は既にアメリカさん、中国さんの敵になっていますので」
 フランス妹は兄にこのことを話した。
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