4.やっと絡むぜ原作メンバーァァ!!!・・・・・・って、アレ?まだだって?ああそう、うん・・・。
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る。
小さい頃は、俺が一人鍛錬の為に庭にいこうとすると、俺の後ろをとことこ着いてきて、ニコニコしながら縁側に座り込んで鍛錬が終わるまで待っていてくれた日には、鍛錬の疲れが凄い勢いで吹っ飛んでしまう。
そんな可愛い妹が、俺と同じ学校――つまり東京武偵中学校に行きたいと言った時には本気で止めた。
両親も止めるように言ったが、玩として聞かなかった。
結局両親が折れ、「テストして、合格出来たら認める」と条件をつけた。
親はどうせ合格出来ないと思っていたらしいが、意外とランは才能があり、難なく合格
する事が出来た。
テストのことは、またいつか詳しく書きたいと思うので今は割愛させてもらう。
そんなかんだで無事テストに合格したランは、はれて東京武偵中学校の一員となった訳だ。
元から面倒見がよく、上下問わず人当たりのいいランはすぐに学校で有名になった。
同級生は勿論の事、俺達の学年の奴等からも可愛がられ、毎日ひっぱりだこ状態だ。
何かファンクラブまであるらしく、告白とかもしょっちゅう受けているらしい。
兄として妹が人気があるのは嬉しいが、どこかの馬の骨ともわからない奴と妹がつき合うとなると少し心配な部分がある。
そのことを友達に相談したら、「それはない。」と断言された。
「何で断言出来るんだよ!」と言ったら、その友達は溜め息をつき、「ランちゃんも可哀想になぁー」と呟いていた。どういうことだ一体?
そんな事を考えていると、友達がやれやれと肩をあげ、「鈍感すぎるぜ」といった。
なに!?俺は鈍感なんかじゃねぇよ!
そんな事を考えていた時期もあったが、結局友達のいうようにランは一回も付き合ったりしなかった。
不思議に思い一回、何であんな告白されてるのに一回も受けないんだ?とランに聞いたことがあった。
そしたらランは頬を膨らませ、「じゃあ兄貴は、私が誰かと付き合ったりしてるほうがいいのかよ!」と言ってきたから、俺は
「いい訳ないだろ。どこぞの馬の骨も知らん奴にお前任せられるかよ」
と言ったら、ランは顔を赤くして俯いてしまった。
俺は続けて、
「まあ大切な家族だしな!」
と笑顔でいうと、ランは肩をわなわなさせ
「そんな落ちだろうと思ったよこの馬鹿兄貴が!!」
と言ってソファに置いてあるクッションを投げてきた。
何で!?と思ったが、結局理由はわからなかった。
もう一回言うが、俺は鈍感じゃないぞぉ!!
「兄貴〜!夢の世界に旅立つのもいいけど、そろそろ時間ヤバいんじゃない!?」
そう言って俺の頬をぺちぺち叩きながら、ランが言う。
はっ!?気づかないうちに回想に入ってしまっていたようだ。
次からは回想になるときは回想って書かないとな。←メタ発言
「メ
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