3.人生なんて、七転び八起きででんぐり返しでぐてーんぐてーんなもん
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でちっこい訳じゃないわい!!」
もう逃げんのも面倒臭くなってきたトコだ。そんな事言うんだから、勿論楽しませてくれんだろぅなぁぁぁぁぁ!?
俺は走るのを止め、立ち止まる。そして、周りの事を無視して能力を全開にした。
ぶわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
「あ、熱っ!?」「何でいきなり・・!?」
突然だが、電子レンジの理論を知っているだろうか?
あのコンビニ等で弁当を暖めたり、冷凍食品等の解凍に使ったりするアレだ。
じゃあ、あれの加熱方法を知っているだろうか?
一度は皆も不思議に思ったことだろう。そして、大抵の人が光を使っていると答える。
あながち間違いではないが、正解ではない。
正解は電磁波――高周波の電磁波を発する際に、光が出るのだ。
その現象が今、俺の周りで起きている。
これは、俺の家――織田家に伝わるチカラで電磁波を体から発する事が出来る。
(といっても歴代の先祖で、此処まで熱等を発したりした人はいなかった。)
かの有名な、戦国武将の織田信長で有名な威圧感の正体がこれだ。
どうやら織田家の人間は、感情が昂ぶると無意識にこのチカラを使うそうだ。
俺は、神様のおかげでその出力を自由にいじれるどころか、デメリットである発光の部分等を調整してなくすことができる。
(そのかわり、能力を使った後は死にそうなくらい腹が減る為主人公はあまり使いたがらない)
その気になれば、半径三、四キロを電子レンジみたいに熱する事が可能だ。
使い所を誤ると、電子レンジで暖めすぎた食材が中から破裂するのと同じ様な事が人間でなってしまうので、正直たまったもんじゃない。
今はまあサウナより少し涼しいくらいだ。といってもまだ春なので、体感するのは結構暑いと思う。温度は多分四十八度くらいだろう。
俺がこの行動を取ったのには、怒って発動した訳じゃなくちゃんと理由がある。
話は変わるが、最近の銃は殆んどの確率で熱に弱い。雨等には対策されている銃もあるみたいだが、そういうのに限って熱には余計弱い。
つまり、何が言いたいかというとこれで、まともに使える銃が殆んど減ったということだ。
そして俺がチカラを使ったのは、何も銃を封じる為だけではない。
人間というものは、極端に暑かったり、極端に寒かったりする所は上手く実力がだせなくなる。
いくら訓練しても、動きはマシにはなるかもしれないがそれでも普段のようにはならない。
それに暑い所というのは、体力が著しく減りやすい。つまりこんな一対多の場合は、統制が取り難くなり、こちらとしては戦いやすい。
ま、能力使って腹減ったから、速く終わらすか!!
Side:out
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