2.「ここは・・・知らない天井だ・・・・」
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れて大変だった。おまけに変な二つ名が着く始末。
何だよ『怠惰な悪魔(ベルフェゴール)』って。おもくそ中二廟臭が全開じゃねぇか。
俺はこの二つ名の事を同じクラスの奴に知らされた日、軽くベットで悶えた。
これを見ている君には想像できるか?一年の最初から中二廟全開の二つ名を持つ人の気持ちが!
前世でもそんなに目立つことはないようにしていたのに、いきなり変な意味で有名人に早変わりだ。某アニメの主人公もビックリのジョブチェンジだ! ←なかばやけくそ
しかも、まだ一年の人だけだったら良かったんだが何処の誰か知らないが、他学年まで話したようで噂が拡がり、今はもう手の施しようがなかった。
だって廊下とか歩いていたら、いきなり知らない人達から
「おい・・・、あれが噂の・・・」「レクリエーションで先輩ボコったて話だぜ!?」
「嘘、マジで!?」「噂では・・・・」
等と言われるんだぜ?
正直この三年間は、俺にとって苦痛のひと時でしかなかった。
そんなかんだで三年間黒歴史の名前を背負い続け、ついこの前やっと卒業式を迎えた。
やっと原作メンバーと絡める!!と、俺は一人で柄にもなくテンションが上がっていた。
なので、普段だったら断わってであろう事を安請負いしてしまった。
その卒業式の後に、クラスの友達から
『中学最期だし、俺はお前を倒して伝説を作る!!』
と挑発を受け、それを聞いたクラスの馬鹿共もそれにのっかって俺に決闘を申し込んできた。
俺はそれを、深く考えずに受けてしまい後で後悔した。
だって、いくら
「みんなまとめてかかってこいや!!」
と豪語したからってホントにみんなでくるやつがあるか!
しかももはやクラス全員どころか、どこから聞いたのか他のクラス迄雑じってんじゃねぇか!?
つか改めて見ると、雑じってるっていうレベルじゃねぇ・・・・。軽く卒業する三年全員どころか他学年迄いやがるよ。
「俺が伝説を作る」じゃあねぇよ、そこのやつ。俺なんか倒しても伝説なんか作れないだろうが・・・・。
ていうかマジ今気付いたけど、卒業式ぐらい普通に終わらしてくれよ!!何で「卒業式後に告っちゃおう」みたいなノリで俺決闘挑まれてんの!?
そりゃあ俺も安請負いしたのは悪かったけどさ・・・。
・・・何かもうどうでも良くなってきた。
取り敢えずこの人数だし、気を抜いたら死ぬことはないにしろ下手したら春休みを病院のベットで過ごさなくてはならなくなりそうだ。
そう思いながら、俺は胸に携帯していた特殊な形をしたナイフを取りだす。
「おい、あれが・・・・」「ああ。あいつの本気がみれるのか・・・」
等と周りの野次馬がざわめきだした。つか、野次馬も結構いんなぁ。
ふと周りを見渡す。今いるのが中
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