第四十八話
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黒い剣は完璧に外れていた。
しかし、黒い剣がソードスキル以外で動いたということは、この左手の突きが最後の一撃だということ……!
そして、そのまま黒い剣で日本刀《銀ノ月》を弾いたキリトは、満を持して最後の攻撃を俺へと一撃を叩き込み――
「……危ない危ない」
否、叩き込むことは出来なかった……というか、させなかった。
確かに黒い剣により予備動作を突くことには失敗したものの、弾いたことにより威力が減じられたこともあり、易々と何の変哲もない回避をすることに成功する。
「く……!」
「ハッ!」
そのまま返す刀で日本刀《銀ノ月》の――刃で斬る気にはなれなかったので――柄での一撃が、合計二十七連撃のソードスキルの代償に硬直しているキリトの胸元に向けて、遂に会心の一撃を喰らわせた。
所詮は刀の柄程度であるため、あまりダメージは無いものの、その一撃は充分にクリティカルヒットと認識されたようだ。
――その証拠に、何とか俺の方に勝者を示す文字が浮かんでいたのだから。
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