機動戦士ガンダムSEED
0226話
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所は無いだろう」
「なら?」
「ああ。このままでは本当に地球滅亡の危機だと言うのなら、私はお前達に協力しよう」
ナタルのその言葉を聞いたムウが、その口元に笑みを浮かべる。
「ならドミニオンの艦長をしていたナタルだが、以前のようにアークエンジェルのC.I.C.を任せても構わないか? やはり実際の戦闘となるとマリューよりもナタルの方が得意だろうしな」
「ええ。……ナタル、お願いできる?」
「ラミアス艦長……はい、私でよければ是非」
マリューの差し出した手をしっかりと握るナタル。こうしてアークエンジェルの戦闘態勢は以前と同じものになった。
「なぁ、それでイザークはどうするんだ?」
マリューとナタルの様子を見ていた俺へとディアッカからそう声が掛けられる。
その隣では何が面白くないのか、イザークが不機嫌そうな顔で俺達の方へと視線を向けていた。
「どうすると言われても……アークエンジェルにいるのが一番だろうな。クサナギは既にメギロートの専用運用艦状態になっているし、エターナルにしてもフリーダムとジャスティスの専用運用艦だしな。それにイザークとしてもどうせならディアッカと同じ艦の方がいいだろう? アスランと同じ艦がいいというのなら、ラクスやバルトフェルドに交渉しても構わないが」
「ふんっ、俺は別にどこでも構わん。それよりも戦闘中にも言ったと思うが後で話をさせて貰うぞ!」
イザークは俺を睨みつけながらそう言ってくる。
ブリッツに関する件で余程恨みを買っていたらしい。……脳裏に今までイザークとデュエルにしてきた事を思い出す。
……まぁ、それも無理はないか。
「ああ、分かった。この話が終わったら時間を取る」
「ならいい」
俺の返事に満足げに頷くイザーク。
「現在、アークエンジェル、クサナギ、エターナルの修理と補給が進められている。レモン、数日くらいで完了すると言っていたが具体的な日数は分かるか?」
俺の質問に目を瞑るレモン。頭の中で整備作業の進行を確認しているのだろう。
やがて数秒で考えが纏まったのか、目を開く。
「最低限という意味でなら2日程。万全を期すのなら4日といった所ね」
「2日と4日か」
ジェネシスの開発状況が不明な以上、奇襲を掛けるのは早ければ早い程いい。だが、応急的な処置で奇襲を仕掛けると言うのも遠慮したい。なら2日は許容範囲内、か?
「なら4日後にヤキン・ドゥーエとジェネシスに奇襲を仕掛けようと思うが、構わないか?」
俺の言葉に頷く一同。だが、イザークとナタルだけが眉を顰めている。
「アクセル・アルマーとか言ったな。このL4宙域からプラントのあるL5宙域までは俺達が使っていた高速艦のナスカ級でも5日程掛かるぞ? そうなると
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