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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第50話 チュパチュプチュッポン
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には!

「イッセー、朱乃。一体にゃ〜にをしていたのかにゃ?」

 そこには黒歌姉に龍巳、白音ちゃん、アーシアにレイナーレが! 泣きそうになっているアーシアを除いて、皆さんものすごい怒気を纏ってらっしゃる! こ、怖い……。

「あらあら、ドラゴンの気を吸い取っていただけですわ」

 そう言って朱乃さんは俺に覆いかぶさったまままたしても俺の指に吸い付いてきた! さらにからだをこすりつけてきて、もう全身で朱乃さんの柔らかい感触が堪能できてしまう! でもそんな光景を見せられた皆さんはというと……

ビキィッ!!!

 ひぃっ!? な、なんか聞こえてはいけないような音が聞こえたような!?

「とにかく離れるにゃ!」

 そう言いつつ皆がずかずか寄ってきた!

「やーですわ―」

 って朱乃さん! この状況でさらに首筋に抱きついて来ないで! お願いだから皆をこれ以上刺激しないでくれ! 殺されちまう!

「もう任せられない。我に変わる」

「あらあら、そういう訳にはまいりませんわ。この役目は私のものと、以前に決めたでしょう? それに龍巳ちゃんだって一緒にお風呂に入っているのですから、私だってこのくらいさせて頂いてもいいでしょう?」

 う、それを言われると……。一昨日随分と久しぶりに龍巳と一緒にお風呂に入ったんだけど、実は昨日もほぼ強制的に一緒に入らされたんだよな。この分だと今日もって言い出しそうだし、龍巳に強行されたら俺達じゃ対抗しようがないんだよ。

「いいから早くお兄ちゃんから離れて下さい!」

「それにいつまでもそんな格好してんじゃないわよ!」

 とそこで白音ちゃんが朱乃さんを俺から引き離し、レイナーレが掛かっていたカーテンをひっぺがして朱乃さんの体を覆った。

「で、どういうことか説明してくれるかにゃ?」

「なんであんたまでイッセーに手を出してんのよ!」

「あのあのあの、朱乃さんももしかしてイッセーさんのこと……」

「とにかくどういうことか説明して下さい」

「ん、さっさと話す」

「あらあら、困りましたわねぇ。話すといっても特に話すようなことはありませんわよ?」
 
 皆が朱乃さんに詰め寄り追求する中、朱乃さんは言葉上は困りつつも、ニコニコと楽しそうにしていた。そんな朱乃さんの様子に周りはさらにヒートアップする! うわ、皆すごい殺気立ってる。ここにいるのはまずい気が……皆も朱乃さんの方に注意が行ってるし……ごめんなさい朱乃さん! 俺は逃げます!

 俺は皆がこっちに注目していないことを良い事に、足音を忍ばせて破壊された扉の方へ向かう。そして扉の所まで辿り着いたその時!

「い、いてててて!?」

「イッセー、随分とお楽しみだったようね。朱乃の体はそ
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